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いい商品は必ず世の中が気がつく、それまでの辛抱だ。

2015年08月09日 | Weblog
いい商品は必ず世の中が気がつく、それまでの辛抱だ。

「転んでもただでは起きるな!」安藤百福発明記念館編より。

今定番になってヒットしている商品でも、はじめから売れたわけでもなかった。地道な努力の結果でもある。カップヌードルを1971年に自信を持って発売したものの、スーパーや小売店には並ばなかったのだ。

売れないながらも、辛抱だと考えていた。安藤氏は、また本当によい商品なら、何かのきっかけで爆発的に売れるようになると信じていた。

しかし1972年(昭和47年92月に起きた連合赤軍による浅間山荘事件で、雪の中で山荘を包囲する機動隊員がカップヌードルを食べているシーンがテレビに何度も写されたのだった。

当時日本人の10人に8人がテレビにくぎ付けになったという。そして、あの食べものは何だということで、カップヌードルに火がついたように売れだし、たちまち生産が追いつかなくなってしまったのだ。思いがけない事件がきっかけだったようだ。



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