『通勤時間「超」活用術』久恒啓一著より。
ここでのタイトルはちょっと意外だった。というのも、「通勤時間に“勉強”してはならない!」となっていたからだった。これはいったいどういうことかと気になった次第。
要するに自分の頭で考えることをしていないからだと言う。勉強というと、人が既にやってきたことを覚えたり、成功例の真似やアメリカの理論を日本に持ち込んだりが多かったからでもあった。
むしろ大切なのは、自分の頭で考えた「独自解」と呼べるようなものを作る力だと筆者は指摘している。それはしばしば自分の体験してきたことのなかにあるのだった。
効率を考えれば、人がうまくやった方法をたどればいいのだろうが、そこからはそれ以上の飛躍は望めないし、面白味もないのかもしれない。むしろ他社の成功が自社や自分に当てはまらないことの方がほとんではないだろうか。
久恒さんは、「図解」というどこにでもある手法をさらに分かりやすく広めたということで、自身大きく飛躍を果たしている。それも人真似ではなく、長年にわたって深く独自で研究してきた成果なのだろう。
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