『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
まず、この章のタイトルは『ビジネスの場で生き残る「仕事力」をつける』となっていた。その一つの考え方として“ギャランティの安い仕事こそ喜んでやれ”という。
こういう意味のことを語っていたのは、なんと孔子だったのだ。つまり仕事をするときは、報酬は後回しにして、とにかく全力で取り組めという意味のようだ。
時にはタダ働きを上手にやれということで、安く仕事をすれば、仕事もどんどん入ってきて、経験を積むことができる。見返りを度外視して、仕事に集中することが大事だったのだ。
そうしているうちに、割りのいい仕事にもつながっていくものだということだった。しかしこれは単に報酬ということではなく、営業なら売上げということでも同じかもしれない。
金額が少なくても、しっかりした仕事をこなしていけば、その結果信頼され、大きな売上げにもつながることはあるだろう。その仕事が嫌でない限り、どんどん引き受けるほうがいいようだ。
さらにここには「縁の流れ」という表現もあった。面白い例として、サツマイモを掘り起こす時、一つの大きさにこだわるより、「縁という地下茎」ごと引きぬくと、次々とつながってイモが掘り出されるという。
つまり仕事が仕事をつれてくるという感じのようだ。仕事の幅を広げるには、やはりこんな考え方も必要なようだな。もし自分流に仕事ができれば楽しいに違いないのだが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます