ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「自分の時間」という宝物・・・

2010年04月23日 | Weblog
「たんぽぽの日々」俵万智著より。

子どもが生まれてからよく「自分の時間がほしくありませんか?」と聞かれたという。俵さんは正直に語っていた。「好きなだけ寝たい」「ゆっくり本が読みたい」「芝居を見にいきたい」「外でお酒を飲みたい」など切りがない。

しかし、もし悪魔が取引にやってきて、「そういう時間をいやというほどあげますから、あなたの子どもをください」と言われたら、答えは即座にNOとなる。これはどんな親だってそうだろう。

自分の時間のつかいみちとして、子どもと過ごすことを選んでいるのだ。後から考えれば、子どもの時期はそれほど長くはない。つまりそれも限られた時間で、「たんぽぽの日々」と考えているようだ。

俵さんは、親しい友人に「仕事はやりがいはあっても、それには代わりをしてくれる人がいる。子どもにとっての母親は世界中で自分だけ。自分にしかできないことという意味では自己実現」だと言ってきたようだ。

さらに、子どもだって成長すれば、自分の自己実現に向かって生きていくということだった。俵さんは、むしろなんてことのない時間を宝物に変えてくれるものが子どもだと気づいている。そうそう、ここでの歌は次のものだった。「自分の時間ほしくないかと問われれば自分の時間をこの子と過ごす」だった。

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