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「三越と伊勢丹 消費者に支持されてこそ」と題した社説を読んでみた。かつてワンマン社長と言われた岡田茂氏が取締役会で満場一致で解任にされたとき「なぜだ!」と叫んだことは有名な話。
そして、今回の三越、伊勢丹の経営統合では自分を含め一般の消費者は「まさか!」「なぜだ?」と思った人が多かったに違いない。新聞、雑誌およびネット上の記事などをいくつか読んでみた。
そこにはたいてい「買収圧力」によって三越が生き残りをかけて、業界の勝ち組である伊勢丹に助けを求めたという主旨のものが多かった。いくら伝統がある老舗百貨店とはいえ業績次第ではプライドも捨てなければならないか。
巨大化すれば買収防衛にもつながり、存続できる可能性も残る。しかし、それは消費者にとってどんなメリットがあるかは見えてこない。
たとえ日本一の巨大百貨店が誕生したとしても、消費者が常に注目しているのはその中身だ。サービスと楽しいショッピングで満足できるかどうか。そう考えれば、べつに巨大百貨店である必要もないか・・・
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