「質問力」齋藤孝著より。
つまりそれはある程度内容のあるコミュニケーションを図ろうとする場合のことだ。思いつきだけの質問には、それなりの答えしか期待できないという意味だろう。しかし、よく練り上げられた質問なら奥の深い対話ができそうだ。
その一つのアンケートの例があった。それはiモードが登場したとき、TSUTAYAの小城さんという人の話からだった。「わからないことは、お客様に聞け」というのが徹底されていたという。そこで市場調査での質問の中に「いまあなたはどこにいますか?」というアンケートを入れたのだった。
しかも、それは金曜日の昼間に30分以内の回答者には特典があるという条件だった。すると2万通の送信に対して2000通の返信があり、リスポンスの高さに驚いたという。それで、過半数の人が学校か職場にいて、そこからケータイを操作してアンケートに答えてくれたことがわかった。つまりiモードはとんでもないメディアだということがわかったのだった。
そして、TUTAYAはいち早く、iモードを利用した集中戦略をとって、成功をおさめたようだった。一見簡単に見えてもよく練られた質問は、その後の企業の業績さえも左右するという一例だろうな。
つまりそれはある程度内容のあるコミュニケーションを図ろうとする場合のことだ。思いつきだけの質問には、それなりの答えしか期待できないという意味だろう。しかし、よく練り上げられた質問なら奥の深い対話ができそうだ。
その一つのアンケートの例があった。それはiモードが登場したとき、TSUTAYAの小城さんという人の話からだった。「わからないことは、お客様に聞け」というのが徹底されていたという。そこで市場調査での質問の中に「いまあなたはどこにいますか?」というアンケートを入れたのだった。
しかも、それは金曜日の昼間に30分以内の回答者には特典があるという条件だった。すると2万通の送信に対して2000通の返信があり、リスポンスの高さに驚いたという。それで、過半数の人が学校か職場にいて、そこからケータイを操作してアンケートに答えてくれたことがわかった。つまりiモードはとんでもないメディアだということがわかったのだった。
そして、TUTAYAはいち早く、iモードを利用した集中戦略をとって、成功をおさめたようだった。一見簡単に見えてもよく練られた質問は、その後の企業の業績さえも左右するという一例だろうな。
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