ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

量の積み重ねが質的な変化を起こす。それが技だ。

2010年09月17日 | Weblog
「スポーツマンガの身体」齋藤孝著より。

これは『スラムダンク』のなかのことから筆者がとらえた感覚だった。主人公の桜木花道がジャンプシュートを一人合宿で練習していた時、安西先生に何回やればいいのか聞くと、その答えは「二万本」だったのだ。

たとえ五百回やっても身につかないものは二万という具体的な数字を出されてやりきることで、練習メニューを組め、技化が起こってくるらしい。そして、一度できるようになれば、その感覚は忘れることがないようだ。

むしろ、一度技化してしまうと、消し去るのが難しくなるほどだという。これは齋藤氏の経験からも語っていた。テニスのサーブやバックハンドをそれこそ十万回単位で練習した後では、テニスをやらなくても感覚が日常生活の中で勝手に蘇って、筋肉がピクピクしてしまうことがあるらしい。

技化とはそれほどまでにも恐ろしいことだと感じているようだ。そして、武道やスポーツでは、一万回から二万回の反復練習が、技の習得の一つの目安とされているのだった。

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