ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

どんな世界であっても、評価される人は「自分のスタイル」を持っている。

2011年04月24日 | Weblog

「ブレない生き方」齋藤孝著より。

これは“藤田嗣治に学ぶ 人の目を引くプレースタイル”という章で目にしたフレーズだった。フジタといえば、世界で最も有名な日本人画家でもあった。今でも彼の絵のファンは多い。

齋藤氏はスタイルを確立することは「戦略」と解釈していた。それは「得意技を組み合わせること」によって組み立てるものだという。例として総合格闘技をあげていた。選手はそれぞれ持った得意技で攻めるものだが、それがなければ「戦略」も立てられないことになってしまう。

また別の例ではお笑い芸人も自分の芸をアピールできたからこそ、世間に知られるようになる、というのもわかりやすい。しかも得意技をスタイルにまで昇華するためには、3つ以上の得意技が欲しいという。

で、藤田が評価されたスタイルは、3つの得意技を組み合わせた戦略によるものだった。それらは、乳白色(色彩)、デッサン(線)、女と猫(モチーフ)となっていた。これは藤田の作品を何点も見たことのある人ならすぐにピンとくるはず。