素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

帰り道、バリアフリーの大切さを考えた

2014年05月16日 | 日記
 父が通院の日なので10時45分に母の運転で出かけるというので、その時間に合わせて私も帰ることにした。1時ぐらいに帰るつもりでいたので2時間ほど時間に余裕ができたので寄り道しようかと考えたが、何となく体がけだるいので休憩を多くいれながらまっすぐ帰った。

 大阪での生活に比べて実家での生活は体を動かす量は少ないのだがなんでこんなに疲労感があるのだろうかと運転しながら考えた。マラソンのペースの問題と同じじゃないかと思った。ハイペースも疲れるが慎重になりすぎてローペースにした時もたとえようのない体の重さを感じる。これとそっくりである。要は自分にとって心地よいリズムが刻めないと疲れを感じるということである。

 集団で山登りをする時は、体力の弱い人を先頭にしてその人の適正リズムに合わせるというのが基本である。その時最後尾を務めるのは心身ともに一番スタミナのある人である。修学旅行やキャンプで生徒を引率して山登りを何度もしたが、最後尾を務めることが多かったので自分のペースで歩けないつらさは身を持って覚えている。

 今回ほどバリアフリー化を考えたことはなかった。ちちの生活ぶりを見ていて、足を上げてこの高さが越えられないのかと思う場面が何度かあった。浴槽に入れるステップ台を急きょ買ったのもそのためであった。実家の風呂は横に長いタイプなので私の家に比べたら浴槽の高さは半分ぐらいなので、またげなくて苦労したと聞いた時は「まさか」であったが、ステップ台をどう使うかを父と試した時一本の足で体を支えて足を上げることがこんなに大変なんだということが父の姿を目の当たりにして痛切に感じた。

 走り高跳びや棒高跳びで1cmバーが上がっただけで余分な力が入ったりしてフォームをくずし失敗するシーンをよく見てきた。たかが1cmされど1cmなのである。父の場合は15cmである。ステップ台で15cm上がると今まで通りに浴槽から洗い場へスムーズに出ることができた。

 そのことでわかったことがもう1つあった。私の実家は道路から6mほど高い所にあり、車庫からcの字にスロープを歩く必要がある。その途中に車の滑り止めのためかにぎり拳し大の石が埋め込められ3~4cm高さ不規則に石が頭を出している。これがバギーを押したり、杖をついたりする時に邪魔になるしつま先にひかかったりして足の運びもスムーズにできない。コンクリートで固められているので簡単に取れないので、気になりながら「まあいいか」と思ってきたが、今回の父の様子を見ていたらこの石が障害となって歩けなくなることが容易に想像できた。

 少しでも歩く時間と距離を多くすることが筋力維持のためには必要なので少しでもフラットにできないかと考えた。今までは石を全部取り除こうと思っていたが、発想を替えて出ている部分を割れないかとふと思いついた。石は固いという固定観念にしばられていたのである。そこで、ものは試しとハンマーで叩いてみると最初はびくともしないが10回ほど衝撃を与え続けると弱い部分から割れてくるのである。モグラたたきゲームのように20個余りの石を叩きまわった。腕はパンパン、汗だくになった。叩き疲れてきた時は、自分の膝が最悪だった時やマラソンで30km過ぎて足が限界になった時に歩道と車道の段差が苦になったことなども思い出し、なんとかデコボコは解消できた。

 自分の家や町をもう一度見直さないといけないと、バリアフリーに関して他人事のように思っていた自分を反省した。
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今日は母の誕生日

2014年05月15日 | 日記
いつもは一泊で大阪に戻るが、今日は母の85歳の誕生日なのでもう一泊することにした。
松阪にいる弟も今日伊勢のほうで仕事があったので終わってから直に実家へ来てくれた。
4人で祝いに焼肉を食べに行くことにした。
親子4人での外食は久しぶりである。
父が入れ歯の具合が悪く、何度調整しても違和感があり食べる楽しみがなくなったため外で食べることがめっきり少なくなったようだ。
食のこだわりの強い父に毎日三食つくるのはご苦労なことである。いい気分転換になってくれたら幸いである。
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眠気覚ましは*伊賀のかたやき*

2014年05月14日 | 日記
9時に家を出た。いつも体調に合わせて、伊賀か関か安濃のドライブインで一度休憩をとる。今日は安濃まで一気に走る。11時過ぎに着いた。順調な走りである。だいたい安濃から1時間余りで実家に着く。
どのドライブインでも必ずコーヒーとかたやきを買う。眠気覚ましのためである。コーヒーのカフェインが効き出すのは飲み終わって30分後らしいのでそれまではかたやきである。
バリボリバリボリと音をたててよく噛むと脳に刺激が行くのかシャッキリする。
かたやきの隣にあった大粒のあめ玉も懐かしいなあと買った。小学生の頃、駄菓子屋で広口ビンに入って、1個単位で売られていた。1日10円でしのぐ身にはありがたいものだった。大粒のあめ玉で口いっぱいになるとなんとなく豊かな気分になることができた。
よくみんなで競ったのはどれだけ長く持たせることができるかということである。単純な競争だがみんな結構真剣だった
その当時のことを思い出しながら一つ口にほうりこんだ。久居ICから玉城ICまで持ちこたえた。

伊勢からは伊勢道路か第二伊勢道路のいずれで磯部に入るが今日は200円区間のあるトンネルばかりの第二ではなく新緑の美しい古い方にした。
猿田彦神社にも立ち寄ったので12時30分に実家に着いた。ちょうど両親もリハビリから帰ったばかりでちょうど良かった。
午後からは花の終わった藤棚の剪定と恒例になってしまった介護用品の買い物。今回は浴槽のステップ台である。期せずしてバースデープレゼントになった。明日は母の85歳の誕生日。
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レポートづくりに明け暮れたが・・・・・

2014年05月13日 | 日記
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
gacco「日本中世の自由と平等」講座(通常コース)
受講登録されたみなさまへ
━━━━━━━━━━━━━━━[gacco]2014/05/12
gacco「日本中世の自由と平等」講座開発スタッフです。
東京大学 本郷和人先生による講座「日本中世の自由と平等」
も残すところわずかとなってまいりました。
本日は、5月18日(日)午後11時59分が提出締め切りと
なっている「最終課題レポート」について、あらためてご案内差し上げます。
なお、Week4.課題の提出締め切りも同一日時になっておりますのでご注意ください。
 というメールが入りスイッチが入った。明日から15日までは志摩の実家に行く。今日中に完成して提出を終え、スッキリと出発したいと強く思った。

 折りたたみの小さな座卓を取り出し、関係ありそうな本を本棚から抜き出して周りに置き、一つの空間をつくる。そして、家のしなければならない仕事以外の時間は小さな机の前に座り、読んだり書いたり調べたりと一夜漬けの受験生みたいな生活を送る。
 知らぬ間にずい分増えた井沢元彦さんの本をあらためて読むと新しい発見があったり、「もう一度知りたい日本の歴史」(西東社)で中世の流れを再確認したり、日の丸、君が代、天皇制の論議が盛んだったころに買い求めた「日本の歴史をよみなおす」(網野善彦著・筑摩書房)「日本の歴史と天皇・古代から現代まで50問50答」(歴史教育協議会編・大月書店)や講師の本郷先生の「天皇はなぜ万世一系なのか」(文藝春秋)で講義の内容の補足をしたり、娘が置いていった「日本の宗教~日本史・倫理社会の理解に~」(村上重良著・岩波ジュニア新書)で平安時代から江戸時代までの宗教の流れを深めたりと午前中は知識の量を増やすことに集中した。午後の前半は断片的に文章化していった。800字という感覚がわからないので夕方に原稿用紙に書いてみた。すると、断片的に書いたものだけですぐに800字はオーバーしてしまい。長すぎるということがわかる。夜、削る作業にかかったが難工事である。

 もう一度、全体の組み立てをしっかりたてた上で文章をつくらないとおさまらないということで、今日中に提出することは断念する。書き付けた資料は志摩に同行させるしかない。

 800字の最終レポートをお披露目して「これでスッキリ明日は出発できる」というブログにしたかったが、あえなくギブアップ宣言のブログになってしまった。660字弱でピシッとおさめている「余録」のすごさを再認識した。

 レポートの内容、構成をあれこれ考えながらのドライブ、退屈しのぎにちょうど良い。は負け惜しみ。
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W杯まであと1ヶ月、メンバー23人発表!

2014年05月12日 | 日記
 ジムの話題も今日はW杯ブラジル大会の最終メンバー発表のことであった。「何時から?」「どこのチャンネルだったかな?」物忘れの多い世代の集まり、時間もチャンネルもまちまち。「もう」と言ってスタッフのMさんが調べに走る。「1:55 NHKです!」「あと40分もあるなあ、プールへ行って来よう」「ちゃんとチャンネル替えますから忘れずに帰ってきてくださいよ」「呼びに来てや」「甘えていたら本当にボケますよ」てな調子である。私はちょうど2時からピラティスのスタジオレッスンのため中継は見ることができない。

 最近の健康特集などをつまみ読みすると、今やっているピラティスの動きがベースにある。体幹部分を支えるインナーマッスルを刺激することの大切さは意識的に取り組み始めた6カ月余りで実感している。今日は、初めての人がいた。こういう時は説明などが長くなるので1つの運動時間が微妙に長くなっていく。同じ姿勢を保ちながらなので慣れたとはいえ結構きつく感じる。腰回りが固いのと背筋と内転筋が弱いのだが、今日はそれらに関わるメニューが多かった。いつしか代表発表のことは頭から消えていた。

 3時前にレッスンが終わり、もどると発表前の盛り上がりはうそのように消え、みんな黙々とトレーニングに励んでいた。一緒にワイワイ言えなかったのはちょっと残念であったが仕方がない。大久保と今野と吉田と豊田についてだけスタッフのMさんに確認した。

 最近もろさが目立つディフェンスをどうするのかということに関心があったが、定石通りの継続性を重視した選考になった。23人という数字は選考する側にとっては厳しい。GK3人を引けば20人。単純計算で10のポジションに2人、もし25人で2人の余裕が出てくれば、細貝とか中村(憲)、豊田、川又などが選ばれる余地が生まれる。数字の妙というしかない。

 多くの部員をかかえ年功序列を廃した中で、私も20人の選手登録をする時は悩んだものだ。部員不足を悩んでいる先生からは贅沢な悩みと言われても「いっそギリギリの人数の方が気楽だ」と思ったことも多々ある。あらゆる場面を想定しながら組み合わせを考えていくのだが、最終的には「何かを捨てる」という決断が必要になる。それは監督が描くイメージなので論理的な説明は不可能である。

 今回の選考はFWの斎藤学に象徴されるように「高さ」を捨て「足元」で勝負するということに徹したということがはっきりした選考であった。これの是非を論じても意味はない。後は、1ヶ月の準備期間の中で組織的に守り、パスワークで崩していくというスタイルをしっかり確立していくことだと思う。まず、予選リーグを勝ち抜くこと。その先は考えなくても良い。

 ▼GK 川島永嗣(Sリエージュ)西川周作(浦和)権田修一(FC東京)

▼DF 今野泰幸(G大阪)伊野波雅彦(磐田)長友佑都(インテル・ミラノ)森重真人(FC東京)内田篤人(シャルケ)
     吉田麻也(サウサンプトン)酒井宏樹(ハノーバー)酒井高徳(シュツットガルト)

▼MF 遠藤保仁(G大阪)長谷部誠(ニュルンベルク)青山敏弘(広島)山口蛍(C大阪)

▼FW 大久保嘉人(川崎F)岡崎慎司(マインツ)本田圭佑(ACミラン)香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
    清武弘嗣(ニュルンベルク)柿谷曜一朗(C大阪)斎藤学(横浜)大迫勇也(1860ミュンヘン)


 マスコミも、そろそろ海外組と国内組に分ける旧来のステレオタイプの見方を変える時期に来ていると思う。「どこに所属している」ではなく「個々の才能」に重きをおくべきである。

 結果がどうなるかはともかく、就任以来のザッケローニの言動にはぶれがなく、私は評価している。選手には国を背負うなんてことは考えず、自分の持てる力を思い切りぶつけて欲しい。マスコミも結果を煽るだけの報道はやめて欲しいと切に思う。特に、NHKのサタデーとサンデースポーツの両アナウンサーはお粗末のような気がする。もう少しスポーツアナとしての専門性を感じるコメントなりインタビューをしてもらいたい。
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