素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ゴールデンウイーク最終日

2014年05月06日 | 日記
 普段の我が家は仕事に行く息子のリズムで朝が始まる。おかげで毎日が日曜日の身であっても平日と休日の区別は多少つく。3日~6日の4連休の朝はゆっくり目のスタートになっていた。息子はこの4連休ほとんど外出しないで引きこもっていた。普段、たくさんの人と接しているので人混みの中に行く気がしないらしい。野崎観音や京都府立植物園に出かける私たちに呆れ顔。

 今日は、引っ越しをした長女の家の様子を見に行った。孫が張り切って家の中を案内してくれた。引っ越し前にも一度見ているが、家具が入るとグッと落ち着く。マンションは三方がふさがっているが、逆に三方から光が入る新居は明るい感じがする。風通しの良さもマンションとは違う。特に、トイレと風呂の換気が良いのは気分が違うと娘はご機嫌。
  一人っ子の強味、2階の一番広い日当たりの良い部屋を自分のものにしていた。私などは、小2から中3までは借家で、細長い4畳半にやけに頑丈な鉄製の二段ベッドを入れ、弟と同居。いかに独立した空間を作るかを工夫した。気兼ねなく住める家と自分だけの部屋が欲しいというのは自我が芽ばえてきた小4ぐらいからの願いであった。中3の卒業と同時に今の実家ができ、気兼ねなく住める家は叶ったが、部屋は6畳と広くなったものの弟と同居のまま。嬉しさ半分の引っ越しであった。「それに比べて、お前さんは」なんて話をしても通じるはずもないのでやめておいた。今にして思えば満たされないことで鍛えられたと思う。

 夕方帰宅すると、息子がやけにウキウキとご機嫌である。明日から仕事に行く生活が始まることがうれしいみたいだ。「明日から普通の生活やな」とカレンダーを見てはつぶやいていた。私もまた「明日からは6時起きやな」とチャンネルを切り替えた。
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