素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

W杯まであと1ヶ月、メンバー23人発表!

2014年05月12日 | 日記
 ジムの話題も今日はW杯ブラジル大会の最終メンバー発表のことであった。「何時から?」「どこのチャンネルだったかな?」物忘れの多い世代の集まり、時間もチャンネルもまちまち。「もう」と言ってスタッフのMさんが調べに走る。「1:55 NHKです!」「あと40分もあるなあ、プールへ行って来よう」「ちゃんとチャンネル替えますから忘れずに帰ってきてくださいよ」「呼びに来てや」「甘えていたら本当にボケますよ」てな調子である。私はちょうど2時からピラティスのスタジオレッスンのため中継は見ることができない。

 最近の健康特集などをつまみ読みすると、今やっているピラティスの動きがベースにある。体幹部分を支えるインナーマッスルを刺激することの大切さは意識的に取り組み始めた6カ月余りで実感している。今日は、初めての人がいた。こういう時は説明などが長くなるので1つの運動時間が微妙に長くなっていく。同じ姿勢を保ちながらなので慣れたとはいえ結構きつく感じる。腰回りが固いのと背筋と内転筋が弱いのだが、今日はそれらに関わるメニューが多かった。いつしか代表発表のことは頭から消えていた。

 3時前にレッスンが終わり、もどると発表前の盛り上がりはうそのように消え、みんな黙々とトレーニングに励んでいた。一緒にワイワイ言えなかったのはちょっと残念であったが仕方がない。大久保と今野と吉田と豊田についてだけスタッフのMさんに確認した。

 最近もろさが目立つディフェンスをどうするのかということに関心があったが、定石通りの継続性を重視した選考になった。23人という数字は選考する側にとっては厳しい。GK3人を引けば20人。単純計算で10のポジションに2人、もし25人で2人の余裕が出てくれば、細貝とか中村(憲)、豊田、川又などが選ばれる余地が生まれる。数字の妙というしかない。

 多くの部員をかかえ年功序列を廃した中で、私も20人の選手登録をする時は悩んだものだ。部員不足を悩んでいる先生からは贅沢な悩みと言われても「いっそギリギリの人数の方が気楽だ」と思ったことも多々ある。あらゆる場面を想定しながら組み合わせを考えていくのだが、最終的には「何かを捨てる」という決断が必要になる。それは監督が描くイメージなので論理的な説明は不可能である。

 今回の選考はFWの斎藤学に象徴されるように「高さ」を捨て「足元」で勝負するということに徹したということがはっきりした選考であった。これの是非を論じても意味はない。後は、1ヶ月の準備期間の中で組織的に守り、パスワークで崩していくというスタイルをしっかり確立していくことだと思う。まず、予選リーグを勝ち抜くこと。その先は考えなくても良い。

 ▼GK 川島永嗣(Sリエージュ)西川周作(浦和)権田修一(FC東京)

▼DF 今野泰幸(G大阪)伊野波雅彦(磐田)長友佑都(インテル・ミラノ)森重真人(FC東京)内田篤人(シャルケ)
     吉田麻也(サウサンプトン)酒井宏樹(ハノーバー)酒井高徳(シュツットガルト)

▼MF 遠藤保仁(G大阪)長谷部誠(ニュルンベルク)青山敏弘(広島)山口蛍(C大阪)

▼FW 大久保嘉人(川崎F)岡崎慎司(マインツ)本田圭佑(ACミラン)香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
    清武弘嗣(ニュルンベルク)柿谷曜一朗(C大阪)斎藤学(横浜)大迫勇也(1860ミュンヘン)


 マスコミも、そろそろ海外組と国内組に分ける旧来のステレオタイプの見方を変える時期に来ていると思う。「どこに所属している」ではなく「個々の才能」に重きをおくべきである。

 結果がどうなるかはともかく、就任以来のザッケローニの言動にはぶれがなく、私は評価している。選手には国を背負うなんてことは考えず、自分の持てる力を思い切りぶつけて欲しい。マスコミも結果を煽るだけの報道はやめて欲しいと切に思う。特に、NHKのサタデーとサンデースポーツの両アナウンサーはお粗末のような気がする。もう少しスポーツアナとしての専門性を感じるコメントなりインタビューをしてもらいたい。
コメント
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