素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

復興特別所得税

2021年03月10日 | 日記
 明日、東日本大震災から10年の節目を迎える。1週間前ぐらいからテレビ、新聞でも震災関連の話題が多く報じられている。未曽有の大災害であったことを再認識する。民主党政権下だったんだと隔世の感がある。

 NHKのニュースウォッチ9で復興予算のことを取り上げていた。その財源が復興特別所得税だということで、平均すると国民1人当たり25万円とのこと。そういえば確定申告の時にそういう欄があったなと思い出した。e-taxを使うと自動的にその部分は計算されて記入するので意識の中にない。手書きでしていた時のかすかな記憶だ。先日還付金が振り込まれたのだが、改めて申告内容確認票を見てみた。当然だがありました。
  復興特別所得税額(㊵×2.1%) 351円
 知らないでは済まされないと思い少し調べてみた。

 本来の所得税額に2.1%の税率を乗じた金額を「復興特別所得税」として、平成25年(2013年)1月1日から令和19年(2037年)12月31日までの25年間、導入することが定められた。 私は86歳まで収めることになる。

 住民税にも復興特別税が加算されている。復興特別税が加算されるのは住民税の「均等割」部分で、増税額は以下のとおり。
道府県民税の均等割 1000円→1500円
市町村民税の均等割 3000円→3500円
適用期間は平成26年(2014年)度~令和5年(2023年)度までの10年間。増税額も道府県民税・市町村民税あわせて1000円。

 ニュースでは、この予算が有効に使われているか?という問題提起がなされていたが、この10年は試行錯誤の期間として誤算があっても仕方がないと思った。大事なのはそこで得た教訓を生かしてこれからどうしていくかということだと思う。

 復興の証のオリンピック、パラリンピックと謳っていたが、むしろ「復興のスタート」と位置付けたほうがいいのではと色々な特集を見たり、読んだりして強く思った。

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