素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

およそ2年ぶりのHさん宅訪問

2021年10月11日 | 日記
 枚方山草会の会員であるHさん、妻との会話の中で、庭の木の剪定や部屋の片づけの大変さを愚痴った。当時85歳で広い敷地を持つ家におひとりで暮らしていた。

 妻に「一度行って相談に乗ってあげてほしい」と頼まれたのが縁でHさん宅の庭と部屋の改造を受け負った。最初は外回り、仕上げはうっそうと茂っていた雑木を切り拓いての駐車場づくり。木の撤去に苦労したが、私の両親が足腰が弱って来たときの生活の様子からHさんの5年後を考えると必ず必要になると思ったので頑張らせてもらった。

 2019年11月末に駐車場、部屋の改修が95%終えた。Hさんの86歳の誕生日が12月なので知人が集まり誕生会を開くのに合わせ、リフォームされた部屋のお披露目があった。

 素人仕事なので、その後残り5%と点検をしたかったのだが2020年2月のクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号に端を発した日本でのコロナウイルスの感染拡大で訪問できなくなってしまった。

 収まればと思いつつ、第2波、3波、4は、5波と波が繰り返し来て2年近くご無沙汰してしまった。

 先日、Hさんから電話があり、秋の展示会で壁面に、庭に咲いた花の写真を何枚か飾りたいので印刷してもらえないかと頼まれた。駐車場、部屋の様子もチェックしたいので二つ返事で依頼を受けた。

 2年ぶりの駐車場は大きく変わっていなかったのでホッとした。

 部屋の方も、長い自粛生活の中で、住み心地の良いように配置換えなどをして良くなっていた。「この部屋があったからすることがあって有意義に時間を過ごすことができた」と感謝された。本当は気の置けないグループが集い団欒する場所を想定してリフォームしたのだが、まさかのまさかで真逆の状況で役に立つことになるとは。人生は計算通りにはいかないということをあらためて思った。

 花の写真の方はデジカメで撮っていると聞いていたが、これもまさかのスマートフォンで撮っていた。私は未だガラケイでスマートフォンの扱いはやったことがない。Hさんも娘さんや堪能な知人から教えてもらっているのだがすぐに操作を忘れてしまうみたいでわからないとのこと。

 ここでギブアップしたら1時間近くかけてやって来た甲斐がない。パソコンの知識と断片的に聞いているスマートフォンの扱いを駆使して自分のパソコンに写真を転送して何とか印刷にこぎ着けた。火事場の馬鹿力である。
   

 それにつけてもスマートフォンの画面への微妙な指先のタッチにはまいった。脳にはいい刺激になった。
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