素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

好天の中、室生寺に行って来ました

2009年11月07日 | 日記
 昨日に続いての好天に誘われて室生寺に行って来ました。紅葉のシーズンにはまだ早いので、まだ訪れる人も少なく、静かにゆっくり観ることができとても良かった。

 平安初期に建てられた金堂。『枯れた姿にも威容が!スターの住居はやっぱり違う』と雑誌に書かれてあったが、その通り。中に安置されている十二神将・十一面観音・文殊菩薩・釈迦如来・薬師如来・地蔵菩薩は1000年を超える時を刻み、美しかった。

 『女人高野にふさわしい、華奢なお姿』と称される五重塔は高さ16.1mとコンパクトでかわいい。その奥の長い階段(約400段)を息をきらせながら登ると奥の院。回廊に立つと五感すべてがスッポリ自然につつまれいい気持ちになった。

 休憩を兼ねて途中に寄った長岳寺(824年創建)も幾多の栄枯盛衰を重ねながらも1170有余年間連綿と法灯を守り続けている歴史を感じた。狩野山楽書の大地獄絵(江戸初期)も開帳されていて、ウ~ムとうなってしまった。

 車の中は時々冷房をいれないといけないぐらいの暖かい日だったが、それ以上に心がホットになる秋の良き日であった。
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