素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

午前は投票と年賀状印刷・午後は第九を聴いて・夜90分間走る

2012年12月16日 | 日記
 するべきことは早く済ませておいたほうが落ち着くので朝食を終えるとすぐに投票に行った。やっと何も見ないでも政党名と党首とがわかるようになった。妻は朝日新聞の出口調査に当たり喜んでいた。この1票がと考えるとむなしくもあるが、「選挙は参加することに意義がる。」先人の血と汗と涙の結晶がわれわれが今手にしている選挙権である。

 その後は年賀状の印刷。実家と妻のものは済ませたが自分のものはまだ。どうしても最後にまわる。昨日から年賀状の受付も始まり早くと思ったがあいにく今週初めからパソコンが持病のようなノロノロ状態になり年賀状どころではない。やっと昨日ぐらいから普通の状態になったので今日の午前中に一気に勝負!という感じ。いつになく集中した。

 午後は、この時期恒例の“第九”の演奏会。今年は近所の人がメンバーになっている交野第九合唱団と交野シティ・フィルハーモニックの演奏会。星の里いわふねホール(スポーツレクリエーションセンター)でおこなわれた。
  合唱団も演奏も地元で活動しているのでアットホームな雰囲気であった。

  開演10分前ぐらいに後から「隣空いていますか?」と老婦人の声。「どうぞどうぞ」と言って振り向くと双方が「アッ!!」の声。わが子が保育所に通っていた時、早朝と薄暮の延長保育の時お世話になったパートで来ていたIさんだった。3人とも0歳児組から通園しているので担当してもらった保母さんは多すぎて記憶にとどまっている人はごくわずかだが、早朝、薄暮のIさんには13年間ずっと担当してもらったので忘れることはなかった。およそ20年ぶりにお会いしたのだが、開演までのわずかの時間であったが思い出話や近況報告に話が弾んだ。

 最初に長女と登園したのが26歳の時、その頃は常時送り迎えをする男の人は私以外にもう1人だけで、若くて目立ったという。最後は39歳の時、その頃になると送迎をしている男の人も増えていた。Iさんにしみじみ「昔は若かったけど、ずい分老けたな」と言われたことを思い出し、話すと「それから20年以上やでおじいちゃんになったんやな、私も80歳の大台に乗った」お互い歳をとったと苦笑い。

 そのこともあって余計に心温まるコンサートとなった。

 スポレクの前に各種合宿、研修、会議などで利用される宿泊可能な施設「グリーンビレッジ交野」がある。そこには喫茶とごく簡単な軽食ができる店しかなく不便を感じることも多かったが、先日、日本料理店「遊仙」がオープンした。折りこまれたチラシを見ると本格的な料理が楽しめそうである。試しに入ってみようかなと思っていたが、あいにくその日はコンサート関係者のための貸し切りとなっていた。またの機会と楽しみが増えた。
 

 その夜は、選挙速報ばかりなので20時前から走りにいくことにした。無理のないペースで90分間走をしようと決めて気ままに走った。風もなく寒さのほうもましで気持ちよく走ることができた。ざっと概算12km余り走ったと思う。帰って来たら選挙結果の大勢は世論調査通りに決まっていた。精神衛生には良い夜の過ごし方ができたと思う。
 
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