沖縄観光でまわっていて、2つことを思った。1つは、お寺や神社がない。仏教とか神道が生活の中に入っていない。当然、墓の形態も違う。守護神や来訪神のいる異界・他界に豊穣を祈り、特に太陽神を最高神として崇める多神信仰である。しばしば祭祀のときに集落を訪れる(と考えられる)来訪神と人間の関係は極めて近しい。また死生観として、魂は神のいる異界ニライカナイ(後述)より来て、死んでまたそこへ帰り、守護神となって集落へ還ってくると考える。このため祖霊を非常に敬い、死後の世界を後生(ぐそー)と称して、これも非常に現世や生者と近しいものとしてとらえている。
偶像崇拝はせず、集落ごとに祖霊神や来訪神が訪れる自然の聖域である「御嶽(うたき)」を拝所として設け、神の来訪を祝う神事としての祭りを行い、安全や豊作を祈願したり感謝する。また旧暦8月には祖霊が集落、家族のもとへ帰ってくるという、本土の「お盆」と共通した概念を持ち、同様の祭事を行う。なお、祭事の日取りは旧暦を用いる。
もう1つは、外来種の植物が多い。これは沖縄戦の時にすべてを焼き尽くされたことが大きい要因である。これらのことが相まって今までの見慣れた風景と異なる景色が目に映った。
デジブック 『2泊3日 沖縄の旅』
偶像崇拝はせず、集落ごとに祖霊神や来訪神が訪れる自然の聖域である「御嶽(うたき)」を拝所として設け、神の来訪を祝う神事としての祭りを行い、安全や豊作を祈願したり感謝する。また旧暦8月には祖霊が集落、家族のもとへ帰ってくるという、本土の「お盆」と共通した概念を持ち、同様の祭事を行う。なお、祭事の日取りは旧暦を用いる。
もう1つは、外来種の植物が多い。これは沖縄戦の時にすべてを焼き尽くされたことが大きい要因である。これらのことが相まって今までの見慣れた風景と異なる景色が目に映った。
デジブック 『2泊3日 沖縄の旅』
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