素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今週もまたNHK大阪ホールへ行くことになりました

2012年05月16日 | 日記
 先週に続いて今週もNHKの公開放送の抽選に当っていた。もともと妻と友が人が行く予定だったが急に用事ができて友人の都合が悪くなったので私が代わりに行くことになった。18時開演の “リサイタル・ノヴァ”と聞いても「駅前留学みたいやな」という程度でピンとくるものはなかった。「まあええか」という感じでもうおなじみになったコースを歩いた。

 会場でもらったプログラムでFM放送の番組であることがわかった。道理でピンとこなかったわけだ。放送は毎週日曜日午後8時20分~9時(再放送:金曜日午前9時20分~10時)にある。 “リサイタル・ノヴァ”は番組名。

 司会者の本田聖嗣(ピアニスト)さんの話でわかったのだが「ノヴァ:nova」は「新星《爆発により急激に光度を増す星》」という意味があ
る。クラシック界でこれからブレイクするであろう若き演奏家を招いてのリサイタルという趣旨の番組である。

 今日は6月24日放送の高田 泰治さんと7月1日放送の宋 和純(そん ふぁすん)・宋 和映(そん ふぁよん)さんの演奏。高田さんは“フォルテピアノ”となっていた。初めて聞く名前で、フォルテだからてっきりピアノのでかいもので迫力のあるサウンドかなと思った。しかし舞台上にあるのはチェンバロに近いか細いピアノでペダルもない。

 名前と姿の不一致に???となっていたが、本田さんと高田さんの話から納得した。チェンバロよりも強音・弱音を出せるようにと開発された楽器でピアノの元祖といっても良いものである。チェンバロと違ってピアノ同様ペダルはあるとのこと。ただし鍵盤台の裏にあるので見えない。演奏時ひざで押し上げてペダルを使っているので注意して見てほしいとのこと。

 音色は繊細でみやび。一見いや一聴の価値あり。是非6月24日に!

  宋 和純(そん ふぁすん)・宋 和映(そん ふぁよん)は大阪出身の姉妹。幼少よりピアノを習い、それぞれ違う道筋を歩んでいたが2009年より姉妹ピアノデュオとして演奏活動をおこなっている。フォルテピアノの音色の後だけにピアノの切れのある迫力ある音色が際立った。まして息のあった連弾である。特に、最後のマイ・フェイバリット・ピース(お気に入りの1曲)で演奏したピアソラの♪リベルタンゴ♪は素晴らしかった。

 さして期待せずに出かけたが刺激的な演奏会であった。テレビと違ってラジオの公開録音というのも違った雰囲気があった。
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