素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

開店と閉店

2015年10月23日 | 日記
 今日は『イオンモール四條畷』のグランドオープンの日である。朝刊の折込チラシの半分はそこに入っている店のものでオープンイベント、セールで賑やかしい。その中に「閉店のお知らせ」のチラシが1枚入っていた。
リカーランド・ドリームは酒類量販店の先駆けの店で長年利用してきた。最近、店に勢いを感じていなかったので「やはり」という思いが強い。近辺に同じような店が数件できて競争が激化していた。

 これら酒類量販店ができる以前は、免許制で町の酒屋さんが安定した経営をしていたと思う。その頃、脱サラをした人が近くに店を開き「やっと免許を取得できました」と喜んでいたことが思い出される。しかし、その1年後ぐらいに制度改革があり、実質、酒類販売の自由化となった。今で言う規制緩和。そのため、苦労してこぎつけた店を2年余りでたたまざるをえなくなった。15年ほど前の話である。軒並み町の酒屋さんは廃業または転進の道を選ばざるを得なかった。

 リカーランド・ドリーム寝屋川店が22年目にして閉店するというチラシは、店舗の大型化と通信販売という新しい波にのまれていったのだなという印象を強く持った。

 資本主義の宿命と言ってしまえばそれまでだが、第二京阪から見える新しくオープンしたイオン、どこまで勢いが続くのだろうかと思ってしまう。日本全国どこを旅しても、あの看板を目にするようになった。あの業界では一人勝ちという感がする。その行く末には興味がある。

 「あさが来た」も時代の変革の中で、為政者に振り回される商家、町人の姿を描いている。過去を学んで現在を見ると景色もまた違ってくる。

 イオン四條畷店のオープンでは自転車で15分のところに映画館がある。ということが一番の喜び。

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