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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

三日坊主にしない「新年の誓い」

2024年01月23日 | 日記
 日本芸術文化振興会理事長の長谷川眞理子さんが、毎日新聞の【時代の風】で≪三日坊主にしない「新年の誓い」≫というタイトルで寄稿されていた。

 (新年の誓い)⇒(三日坊主)⇒(挫折感)⇒(来年こそは)⇒(新年の誓い)⇒(三日坊主)⇒(挫折感)⇒・・・・・を小学校の頃から繰り返して来た私である。「意志薄弱」は自分自身に貼ったレッテルだった。

 長谷川さんも中学以来同じことを繰り返して来たと述懐する。そして、なぜこんなことになるのか?という答えが70歳を超えて見つかったと言う。それはまことにシンプルなもので「『~をしよう』という誓いに本当の必要が伴っていないからだ」と断じる。

 長谷川さんは今、10年以上日記をつけている。そして10数年前に三日坊主で終わったトレーニングジムに通っての運動をここ数年続けているという。いずれも、「日記をつけることはいいことだ。」とか「運動をしなくては」という一般論ではなく、自分の中に切迫した理由があるので継続できているという。

 私も近況報告を入れた年賀状にしてから、新年の目標を書くようにしてきた。これは自分の意志の弱さを自覚しているので公言することで自分に縛りをかけるという意味合いがあった。しかし、今年からは目標を立てることをやめた。やろうと思うことが、本当に今の生活に根ざした必要性の実感に裏付けられていなければ意味がないと悟ったからだ。

 新年から、猛烈に片づけモードに入っている。それは「目標を立てた」のではなく年末から年始にかけてのいろいろな出来事の中で、「片づけをしなければ!」という気持ちが自然と湧いてきたからである。心の声に素直に耳を傾けて行動するとストレスを感じることなく片づけが出来るのである。「切実さあってこそ継続できる」という長谷川さんの詩的に共感した。

 今年はこんな具合に風の向くまま気の向くままに生活していきたい。
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