キンモクセイの香りをお供に

　天満橋近くにあるOAPタワーに所用があった。9時までに行かなければいけなかった。電車であれば環状腺桜ノ宮から徒歩10分である。ちょうど通勤、通学時間帯と重なるので好天気でもあるし、自転車で行くことにした。7時40分に家を出て市内に向かう。意外と通勤通学、保育所への送迎の自転車が多く要所要所で隊列を作っての走行となった。接触しないようにと緊張感もあり、ペースメーカーとなる自転車の後にぴったりとついていくなどロードレース気分で飽きずに走ることができた。OAPタワーは新桜宮橋から左手にそびえているのですぐにわかった。東天満の交差点を右折して8時50分に到着。中に入ると案内図も少なく、目当ての場所にどう行けばいいのか戸惑った。慣れぬ異空間という感じ。たくさんのテナントが入り、多くの人が働いているのだろうが静かで、そういう気配が全くない。「無機質な空間だな」と思った。

　所用を済ませてタワーを出たのが11時40分。時間に制約がないので気の向くままに自転車を走らせた。行きとは違って余裕を持って走ると沿道や家々に植えられているキンモクセイの香りがお供となった。香りが楽しめるのは開花から10日間ほどだという。今がちょうど「秋の香り」のピークかもしれない。昼時に鶴見緑地公園に着いたので、弁当を買って昼食休憩となった。
　　園内をひとまわりして14過ぎに帰宅。