六甲山の森林植物園へ行ったおかげでアジサイについての知識を深めることができた。漫然と見ないで説明書きやパンフレットをじっくり読みながら観察したのも朝ドラ「らんまん」を見ているためか?
装飾花が八重化したヤマアジサイの変種「シチダンカ(七段花)」は、江戸時代末にシーボルトが日本で採取した標本を持ち帰り、自著の「日本植物誌(フローラ・ヤポニカ)」に記載されていたが、それ以来日本で見つからず、幻の花だった。
しかし、1959年(昭和34年)に六甲山小学校職員の荒木慶治さんによって六甲山(六甲ケーブル沿線付近)で再発見されたため、六甲山とアジサイの関わりができたらしい。ただし、シーボルトのシチダンカと六甲山地のシチダンカが同一かどうか疑わしいという意見もある。
森林展示館から左手の方向にある散策路は、この時期「六甲ブルー」のヒメアジサイを中心としてボリューム感のある通りとなっている。
この「ヒメアジサイ」という名前は牧野富太郎博士が、昭和4年(1929年)に発表した品種である。と紹介されていた。お姫様のような優美な姿から名付けたと言われている。命名から94年。私の母と同じ年だと思うと感慨深いものがある。アジサイの花の色についても先日のブログで、酸性土壌で青、アルカリ性土壌では赤というように単純ではないだろうと疑問を呈したが、園のパンフレットで答えが見つかった。次のように書かれていた。
「一般には、酸性土壌では花の色は青色、アルカリ性土壌では赤色と言われていますが、実はアルミニウムがアジサイの花の色を決めています。酸性土壌では根からアルミニウムをを吸収しやすく、花の色が青色になる傾向にあります。アルカリ性土壌ではアルミニウムが吸収されにくく、花の色が赤色になる傾向があります。しかし、アルミニウムの吸収は個体差があり、同じ場所に植えたアジサイでも青色の花をつけたり、赤色の花をつけたりします。」 ここでもキーワードは多様性ということか。
装飾花が八重化したヤマアジサイの変種「シチダンカ(七段花)」は、江戸時代末にシーボルトが日本で採取した標本を持ち帰り、自著の「日本植物誌(フローラ・ヤポニカ)」に記載されていたが、それ以来日本で見つからず、幻の花だった。
しかし、1959年(昭和34年)に六甲山小学校職員の荒木慶治さんによって六甲山(六甲ケーブル沿線付近)で再発見されたため、六甲山とアジサイの関わりができたらしい。ただし、シーボルトのシチダンカと六甲山地のシチダンカが同一かどうか疑わしいという意見もある。
森林展示館から左手の方向にある散策路は、この時期「六甲ブルー」のヒメアジサイを中心としてボリューム感のある通りとなっている。
この「ヒメアジサイ」という名前は牧野富太郎博士が、昭和4年(1929年)に発表した品種である。と紹介されていた。お姫様のような優美な姿から名付けたと言われている。命名から94年。私の母と同じ年だと思うと感慨深いものがある。アジサイの花の色についても先日のブログで、酸性土壌で青、アルカリ性土壌では赤というように単純ではないだろうと疑問を呈したが、園のパンフレットで答えが見つかった。次のように書かれていた。
「一般には、酸性土壌では花の色は青色、アルカリ性土壌では赤色と言われていますが、実はアルミニウムがアジサイの花の色を決めています。酸性土壌では根からアルミニウムをを吸収しやすく、花の色が青色になる傾向にあります。アルカリ性土壌ではアルミニウムが吸収されにくく、花の色が赤色になる傾向があります。しかし、アルミニウムの吸収は個体差があり、同じ場所に植えたアジサイでも青色の花をつけたり、赤色の花をつけたりします。」 ここでもキーワードは多様性ということか。