素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

9月1日・二百十日

2010年09月01日 | 日記
 二百十日。なつかしい響きである。今は少なくなったが紀伊半島から志摩半島にかけては台風の通り道であったので小学校・中学校の頃はこの日をすごく意識した。志摩地方では8月の中旬過ぎには稲刈りが終わる。

 大阪に住むようになって36年余りになるが、台風にまともに襲われた記憶がない。室戸岬からまっすぐ北に抜けるコースだけが危険なので確率としては低い。

 記憶に強く残っているのは『伊勢湾台風』。夜の風雨のすさまじい音。畳で窓ガラスを押さえた時感じた風の力の勢いはまだ体が覚えている。

 翌朝、町の風景がすっかり変わっていた。1週間ぐらいは休校になったように思う。それから51年たつが、治水という面では、人間の無力さを感じることが増えてきているように思われる。

自然のエネルギーのすさまじさをあなどってはいけないように思う。


名古屋市 伊勢湾台風の記録(その1) 昭和35年制作


 
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