手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

必要壁量を求めるには風の影響も検討しよう

2013-03-17 | 家造り
風圧力については、建物の見付面積に対して、
最低限確保しなければならない耐力壁の量が、建築基準法施行令46条で
定められている。 

算出方法は下記の必要壁量に各階の見付面積緒を掛け合せて算出

        必要壁量(見付面積当たりcm/㎡)
風が強い地域  50~75の間で特定行政庁が定めた値         
その他の地域  50
        
それでは各階の見付面積を算出してみる。

        

        見付面積

中央に描かれたのは、1階平面図。
上段から右回りに、1階桁行き方向の見付面積、1階梁間方向の見付面積、
2階桁行き方向の見付面積、2階梁間方向の見付面積を算出した。

計画地は、特に風の強い地域ではないので、50cm/㎡で計算する。

     桁行き方向          梁間方向       
1階 33.03×50=1501.5cm・・・15.1m  50.56×50=2528cm・・・25.3m    
2階 11.41×50=570.5cm・・・5.71m  23.03×50=1151.5cm・・・11.6m   

前回検証した壁長さを含め、これらのうち最長の壁長さを、必要壁量という。

方向   階  必要壁量
        風圧力    地震力
桁行方向 2階  5.71m    6.9m
     1階  15.1m    19m
梁間方向 2階  11.6m    6.9m
     1階  25.3m    19m

赤字で標記した長さが、必要壁量になる。

この壁量に対して、今回計画した建物の「存在壁量」を算出して、
必要壁量以上を確保できていれば良いことになる。


コメントを投稿