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壁量設計

2013-03-16 | 家造り
建築基準法では、
  ・2階建て以下
  ・延べ床面積が500㎡以下
などの木造住宅は、構造計算を必要としないが、その代わり構造安全性を確認する
「仕様規定」が設けられている。これが“壁量設計”であり、木造の耐震性を確認できる
一番簡単な方法といえる。

木造の耐震・耐風・耐積雪に関する構造規定では、壁を重要な耐震要素と考え、
建物に必要とされる「量」の壁を、釣り合いよく配置することで、構造安全性を
担保するようにしている。

更に、耐震壁がその効果を発揮するために、接合部の強さもしっかりチェックする
必要があるとしている。壁量設計は、これら一連の項目を全て満たすことで
成り立つ。

それでは、地震力に対して必要な耐力壁の「量」を求めてみよう。

屋根の種類  必要壁量(床面積当たりcm/㎡)
       平屋   2階建て   3階建て
            1階  2階  1階  2階  3階
軽い屋根   11    29  15   46  34  18
重い屋根   15    33  21   50  39  24

必要壁量=床面積×床面積当たりの必要壁量

          

          1階プラン

今回の計画は、上記プランで1階床面積は65.069㎡
屋根の仕様は、金属板・スレート等の軽い屋根なので、
29cm/㎡の壁長さが必要になる。

必要壁量=65.069×29=1887.001cm・・・約19mの壁長さが必要になる。

同じように2階は・・・

          

          2階プラン

因みに2階床面積は、45.533㎡

必要壁量=45.533×15=682.995cm・・・約6.9mの壁長さが必要になる。

それでは、今回計画の存在壁量(計画した耐力壁の長さ)は、どれ程あるのだろうか?


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