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できるか?

不燃木材で屋根を葺く

2017-02-18 | 建材
板屋根は見た目にも美しく、
自然環境ともマッチする。

木材には、遮音性や遮熱性も備わっていて、
建材として利用可は、大いにある。

それでは・・・建築基準法で要求される機能・・・
燃えにくさを、どの様に確保するか?

簡単に説明すると、不燃液を木に浸潤させるのです。
木の繊維にしみ込んだ不燃液が、木質部の燃焼を阻止する。
不燃の原理は・・・
 天然木に不燃剤を施すことにより、熱にさらされると、
まず吸熱分解反応を起こし、周囲の温度を下げる。
更に高い熱が加わると、素材表面は燃えにくい黒鉛となり、
膜となったその表面が、木材内部からの酸素の供給を遮断する。
この反応が、燃えないメカニズムになっているのです。
通常、火災は 熱と酸素と燃える素材の反応によって起こります。
不燃材は、このメカニズムを変化させることにより、
燃焼を持続させなくしているのです。

それでは、不燃木材のコストは・・・
板厚12ミリの杉材で、15000円/㎡程度だろうか?
安い材料ではない。
何せ・・・上塗り塗料との相性、耐久性、メンテナンスの容易さ等、
検討事項は色々ありそうだ。