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手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

黒檀(コクタン)

2020-08-08 | 建材
カキノキ科・・・
確かに柿の木の木目に近い。
色合いも・・・?

別名エボニー、カマゴン(フィリピン)

画像から見てみよう!



カキの木にそっくりだ。

分布は東南アジア、インド、スリランカ。

辺材は淡い赤色。

心材は濃い黒色~桃色の地に、
赤褐色の縞を持ち、
その色調により本黒檀、
縞黒檀、青黒檀、斑入り黒檀に大別される。

材により幅があるが、
一般に木理はほぼ通直。

肌目も緻密で光沢をもつ。

極めて重硬な為、
乾燥・加工性に難がある。

耐朽性は大。

用途は床柱、装飾材、家具、化粧用単板など。


カリン色ラッカー仕上げ

2020-08-01 | 建材
硝化綿ラッカー(通常のラッカー)は、
外観は美しいが、
肉持ちはあまりない。

ポリウレタン塗料やポリエステル塗料は、
肉持ちがかなりあるため、
カリン材に中途半端に塗布すると、
深い道管部が目はじきを起こして、
見苦しい塗り肌になってしまう。

道管部を、
シャープな切れ味の、
オープンポアー仕上げとするため、
ラッカーのみで塗装した例。

その画像は・・・

カリン色鏡面仕上げ

2020-07-26 | 建材
花梨材の着色に関して・・・

カリン材は、
材色が濃色であるため、
特別な着色を施さず、
漆液の色が付加されるのみで、
仕上げられていた。

画像では・・


漆液はかなり濃色に着色しているので、
摺り漆を何回か繰り替えしているうちに、
深い道管部は濃い黒色に着色されるが、
木肌部分には漆液がほとんど残らない為、
一定以上には着色されない。

摺り漆を施した色がカリン色だが、
不揃いな道管を埋めるために、
中塗りにはポリサンを使用。


花梨(かりん)

2020-07-25 | 建材
マメ科で・・・
別名ナーラ(フィリピン)、セラ(マラヤ)、アンサナ(サラワク、インドネシア)、
ニューギニアローズウッド(パプアニューギニア)・・・

別名ありすぎ!

分布はフィリピン~ニューギニア~ミャンマーなどに、広く分布。

板目板の画像


一般に辺材は淡い黄白色。

心材は赤褐色で、
時に縞模様をもつ。

木理は交錯、
肌目も粗い為、
仕上げ時に逆目が立ちやすく、
塗装もやや難しい。

やや軽軟で、
材質はシタンに劣るが、
耐朽性は大きい。

用途は床柱、建具、家具、化粧用単板など。

シタンやコクタンの代替材として、
用いられることが多い。

紫檀・鉄刀木の変わり種

2020-07-19 | 建材
手違紫檀(テチガイシタン)・・
別名チンチャン(タイ)と、
紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)・・の情報を。

まず画像から。 上段が手違紫檀 下段が紫鉄刀木



手違紫檀はシタン類の一種で、
タイ産のもの。

材色はかなり変化に富むが、
一般に・・・
心材は褐色がかった赤色の地に、
紫色を帯びた縞をもつ。

紫鉄刀木は、
タガヤサンのうち・・・
特に材色が紫色を帯びたものを指す。

鉄刀木(タガヤサン)・・・全く読めない!

2020-07-18 | 建材
マメ科で別名ジャハール(マラヤ)、キレット(タイ)。

分布はフィリピン、インドネシア、タイ、ミャンマー。

板目板の画像



辺材は淡色。

心材は白茶けたものから、
黒褐色まであるが、
一般的には、
黒褐色に黄褐色の帯が、
並行に走る。

木理は交錯。

肌目も粗いが、
磨くと美しい光沢を放つ。

重硬で靭性・強度は高いが、
乾燥時に狂いやすく、
加工性もあまり良くない。

耐朽性は大。

用途は床柱、床框、装飾材、家具、化粧用単板など。

紫檀(シタン)

2020-07-12 | 建材
マメ科で・・・
ローズウッドとも呼ぶが、
日本で言うシタンは、
厳密にはタイ産のものを指す。

別名はホンシタン(本紫檀)。

美しい画像から



分布はインドネシア、タイ、インドなど。

一般に辺材は白色。

心材は赤黒色で、
しばしば赤褐色~褐色の縞模様を持っており、
色調はかなり変化に富んでいる。

木理は交錯し、
肌目もやや粗~粗。

重硬なため、
乾燥・加工性にやや難があるが、
美しい仕上がりが得られる。

耐朽性は極めて大。

用途は造作材、床柱、床框、装飾材、高級家具、キャビネット、化粧用単板など。

ローズウッド

2020-07-11 | 建材
マメ科で、
別名イーストインディアンローズウッド、ソノケリン(インドネシア)

おなじみの南洋材が出てきた。

画像から・・



分布は東南アジア、南米、アフリカ・・・
低緯度地帯に分布しているようだ。

辺材は白色。

心材は赤紫褐色~紫色を帯びた暗褐色を呈し、
紅褐色~暗褐色の縞模様をもつ。

ローズウッドは黒い木と言うイメージだから、
心材しか使っていないのか・・・・?

木理は交錯し、
肌目も粗いが、
バラのような香りと、
光沢を有する。

重硬なため、
乾燥・加工性に難があるが、
表面の仕上がりは良好。

耐朽性は極めて大。

用途は造作材、装飾材、家具、化粧用単板など。

セランガンバツ

2020-07-05 | 建材
フタバガキ科で・・・
別名はヤカール(フィリピン)、バラウ(マラヤ、インドネシア)、バンキライ(インドネシア)

板目の画像



分布はフィリピン~ボルネオ~インドなどに、広く分布。

心材は黄色~赤褐色と色調に幅があり、
時に緑色を帯びる。

辺材は淡色で、
辺心材の境界はやや明瞭。

木理は交錯しているが、
肌目は緻密~やや緻密。

重硬で強度が高く、
耐朽性も大きいが、
乾燥・加工性にやや難がある。

外観上、メランチ類とよく似ている。

用途は構造材、床材、造作材、敷居、合板など。

テンカワン

2020-07-04 | 建材
フタバガキ科で、
別名はカワンジャントン(ブルネイ)。

板目の画像



分布はボルネオ北部。

辺材は緑色を帯びた黄色~灰黄色。

心材は淡い桃色~淡い赤色~淡い赤褐色。

辺心材の境界は明瞭。

木理は交錯し、
肌目もやや粗いが、
柾目面にリボン杢が現れる。

乾燥・加工性は比較的良く、
接着性・塗装性も良好。

材質的にレッドメランチに似ている。

耐朽性は中程度。

用途は造作材、建具、家具、合板、箱材など。

メルサワ

2020-06-28 | 建材
フタバガキ科。

別名はパロサピス(フィリピン)、アニソプテラ(ニューギニア)、ベンベン(ベトナム)、プジック(カンボジア)

分布はバングラデシュ~ニューギニア~ルイシェード諸島。

追柾目の画像・・・



奇麗な木目をしている。

全体に淡い黄色~淡い黄褐色の地に桃色の縞を持ち、
時間の経過とともに褐色に変化する。

木理は交錯し、
肌目もやや粗い。

やや重硬だが、
加工性は比較的良い。

接着性・表面の仕上がりも良好。

虫害に弱いので注意したい。

耐朽性は小。

用途は床材、敷居、階段材、造作材、家具、合板など。

メラワン

2020-06-27 | 建材
フタバガキ科・・メラワンは、
フタバガキ科の比較的軽軟な複数樹種の総称。

別名はマンガチャプイ(フィリピン)、ガギール(サバ)、ギアム(マラヤ、サバ、サラワタ)、コキ(カンボジア)

板目の画像



分布はフィリピン、ボルネオ、インドネシア、マレーシア、タイ、ミャンマー。

辺材は淡い黄褐色。

心材は緑色を帯びた黄褐色。

辺心材の境界は明瞭。

木理はやや交錯し、
肌目もやや粗いが、
時に柾目板にリボン杢が現れる。

やや重硬で、
加工性は中程度だが、
独特の光沢を有しており、
仕上げ面は良好。

耐朽性は中程度。

用途は構造材、敷居、家具、合板など。


カプール・・これも馴染みない。

2020-06-21 | 建材
フタバガキ科で別名カポール。



分布はマラヤ、スマトラ、ボルネオなど。

辺材は桃色を帯びた淡い黄褐色。

心材は淡い赤褐色~濃い赤褐色。

木理はやや通直。

肌目はやや粗いが、
樟脳に似た芳香を持つ。

やや重硬で強度に優れるが、
シリカを含むうえ、
反りが生じやすく、
表面も毛羽立ちやすい。

乾燥・加工性に難がある。

耐朽性大。

用途は床材、敷居、造作材、家具、合板など。

クルイン・・別名の方が馴染みか?

2020-06-20 | 建材
フタバガキ科で、
別名アトピン(フィリピン)、ヤン(タイ)。・・・アトピンを聞くだろう。

まず画像から



分布はフィリピン、スマトラ、ボルネオ、インドシナなど。

辺材は淡い黄白色で、
時にやや赤みを帯びる。

心材は灰赤褐色~赤褐色を呈し、
時間の経過とともに濃色となる。

木理は通直~交錯と幅があり、
肌目は粗~やや粗。

乾燥が遅く、
シリカを含むため、
加工性にやや難があるが、
強度はかなり高い。

耐朽性は中程度。

用途は構造材、羽目板、床板、合板など。