goo blog サービス終了のお知らせ 

手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

チークの半オイルフィニッシュ仕上げ・・その②

2020-09-27 | 建材
前回に続き・・
オイルフィニッシュ仕上げ。

今回も画像から・・


行程的には、前回と同じだが、
素地に浸透させる油に、
混入する着色剤の量を、
多くする。

チーク材の材色は、
時間の経過とともに、
ヤケ色になり易い。

やや濃い着色を施した方が、
経時的な変色を、
抑えることができる。


チークの半オイルフィニッシュ仕上げ・・その①

2020-09-26 | 建材
今回はチークのオイルフィニッシュ仕上げに関して。
まずは画像から


生地に塗膜を塗布するだけでは、
オイルフィニッシュの持つ、
独特な濡れ色感が、
表現できない。

工程を短縮して、
しかも濡れ色感を持たせるため、
ポリウレタン塗料と馴染みの良い、
不乾性油系の油に、
若干の顔料系色材を混入したものを塗りこみ、
ウエスで拭き取る。

その後、
ポリウレタン系下塗塗料を、
塗布する。

研磨後、
塗膜着色で若干の補色をしてから、
ポリウレタン系艶消し塗料を、
塗布する。

そーすると・・
安価で、このような美しい仕上がりが・・・

チークの塗装・・生地色オープンポアー仕上げ

2020-09-20 | 建材
チーク材の代表的な仕上げに、
オイルフィニッシュがある。

この仕上げ方法は、
デンマークで開発された技法である。

チークオイルという乾性油系の油を塗りこみ、
乾燥しないうちに、
サンドペーパーで摺り込む。

この工程を数回繰り返すが、
仕上がるまでに1か月以上を要する。

この外観をまねて、
下塗・上塗りの2回工程で仕上げるのが、
オープンポアー仕上げ。

その画像がこちら・・・

チーク

2020-09-19 | 建材
クマツヅラ科・・・
分布はインドネシア、マレーシア、タイ、ミャンマーなど。

それでは画像を・・・


辺材は黄白色。

心材は金褐色~濃い褐色で、
しばしば濃色の縞模様をもつ。

木理は交錯し、
肌目も粗いが、
光沢と香気を有する。

重硬で強靭な為、
加工性にやや難があるが、
収縮が小さく、
狂いも少ない。

耐朽性は極めて大きく、
シロアリにも強い。

用途は床材、造作材、装飾材、高級家具、キャビネットなど。


ペルポック

2020-09-13 | 建材
ニシキギ科・・
別名ロフォペタルム。

柾目の画像を・・・


分布は東南アジア~ニューギニア~インドなど。

辺材は淡い黄白色。

心材は淡い黄色~淡い褐色を呈しており、
辺心材の境界は不明瞭。

木理はやや交錯~交錯しているが、
肌目はほぼ緻密。

生木には独特の芳香がある。

やや軽軟な為、
乾燥・加工が容易で、
表面の仕上がりも良好だが、
釘打ちで割れやすい。

耐朽性は小。

用途は造作材、天井材、家具、合板など。


ドリアン

2020-09-12 | 建材
パンヤ科・・
まずは画像から


分布はフィリピン、インドネシア、マレーシア。

心材は灰褐色~赤褐色。

辺材は白色で、
時間が経つと灰褐色に変色する。

肌目は粗く均一。

木理は通直~交錯と幅がある。

一般にやや軽軟で、
乾燥・加工性は良いが、
乾燥時に反りやすく、
加工時に毛ば立ちやすいので、
注意が必要。

耐朽性は小。

セプターの代替材。

用途は造作材、家具、合板の芯材など。

ジェルトン

2020-09-06 | 建材
キョウチクトウ科・・

板目板の画像から


分布はサバ、サラワク、ボルネオ、スマトラ、など

全体に黄白色~黄褐色を帯びており、
辺心材の境界は不明瞭。

木理はほぼ通直。

肌目も緻密で、
独特の光沢をもつ。

やや軽軟な為、
乾燥・加工が容易で、
接着性・表面の仕上がりも良好。

強度が低く、
耐朽性も小さい。

外観・性質はプライに似ている。

用途は天井下地材、家具、合板の芯材、集成材。

プライ

2020-09-05 | 建材
キョウチクトウ科・・・
別名アルストニア、ミルキーパイン。



分布は東南アジア、ニューギニア。

全体に黄白色~淡い黄褐色を呈しており、
時に桃色を帯びることがある。

一般に木理は通直。

肌目はやや粗いが、
独特の光沢をもつ。

やや軽軟で強度は低いが、
乾燥・加工が容易で、
接着性・表面の仕上がりも良好。

耐朽性が小さく、
青変菌に侵されやすい。

用途は天井下地、建具、家具、合板の心材、集成材。


センゴンラウト

2020-08-30 | 建材
マメ科。
別名バタイ(マレーシア)、ホワイトアルビジア(パプアニューギニア)

板目板の画像から・・・・


分布はモルッカ、イリアンジャヤ原産。
(現在は東南アジアで、広く造林されている。)

全体に白色~桃色を帯びた淡い黄褐色で、
辺心材の境界は不明瞭。

木理はやや交錯し、
肌目もやや粗い。

軽軟な為、
乾燥・加工が容易で、
特に表面の仕上がりが良い。

強度は極めて低く、
耐朽性も小さい。

虫害を受けやすいので、
注意が必要。

用途は造作材、家具、合板の心材など。

セプター

2020-08-29 | 建材
マメ科。
別名セプチール、シンドラ(インドネシア)

板目板の画像から・・・


分布はサバ、サラワク、ボルネオ、インドネシア、タイなど。

辺材は淡い赤色。

心材は黄褐色~赤褐色を呈し、
時に濃色の縞をもつ。

木理は通直~交錯。

肌目はやや緻密で、
わずかに光沢を有し、
リボン杢が現れる。

やや重硬だが、
加工性は比較的良く、
表面の仕上がりも良好。

釘打ちにより割れやすい。

耐朽性は中程度。

用途は装飾材、家具、化粧用単板など。

ニャトーのブラウン色仕上げ

2020-08-23 | 建材
まずは画像から・・・



ニャトーは、
ラワン・メランチ類と、
ほぼ同じ用途に用いられている。

散孔材であることと、
材色が赤褐色系のために、
カバ材の塗装に似た、
均一色系の仕上げを行うのが、
普通である。

材色が濃厚な為、
透明着色仕上げの場合は、
色相がかなり限定される。

一般には、
目止め着色、
塗装着色の、
二段着色が行われる。

ニャトー

2020-08-22 | 建材
アカテツ科・・
別名ナトー(フィリピン)、ペンシルシーダー(パプアニューギニア)。



分布は東南アジア~ニューギニア。

心材は桃色~赤色~赤褐色と、
材により幅があり、
辺材は心材よりも淡色。

木理はやや交錯。

肌目は粗~やや緻密。

やや重硬なため、
加工性は中程度だが、
接着性・表面の仕上がりは良好。

同種でも、
シリカを含むものと、
含まないものがあるので、
注意が必要。

耐朽性は中程度。

用途は床材、敷居、造作材、家具、合板など。


レンガス

2020-08-16 | 建材
これもウルシ科。

分布はマレーシア、インドネシア、ミャンマー、インド。



辺材は桃色を帯びた褐色~灰色。

心材は鮮赤色~橙赤色で、
濃色の縞をもつ。

木理は交錯。

肌目は緻密~やや粗で、
独特の光沢を有する。

やや重硬でシリカを含むため、
加工性にやや難があり、
生材はかぶれるので、
注意したい。

強度は高く、
耐朽性も大。

用途は床柱、装飾材、家具、化粧用単板など。

テレンタン

2020-08-15 | 建材
ウルシ科。
東南アジアにはウルシ科の木が多い。



別名キャンプノスペルマ(ニューギニア)

分布はフィリピン、マレーシア、ニューギニア。

全体に淡い桃色~桃色を帯びた灰色。

辺心材の境界は不明瞭。

辺材は時間が経つと灰色が濃くなる。

木理はやや交錯しているが、
肌目は緻密。

軽軟~やや軽軟で、
乾燥・加工性は容易。

但し、
乾燥時には反りが出やすく、
加工時には毛羽立ちやすい。

耐朽性は小。

用途は家具、化粧用単板、集成材、合板など。
/span>

ニューギニアウォルナット

2020-08-09 | 建材
ウルシ科・・・
別名ダオ、センクアン(マラヤ、サバ、サラワク、インドネシア)



分布は東南アジア~ニューギニア~ミャンマー。

心材は色調に幅があり、
桃灰色~灰褐色~桃褐色の地に、
暗色の縞模様を呈する。

辺材は心材よりやや淡色。

木理は交錯し、
肌目も粗いが、
独特の光沢を持ち、
リボン杢が現れる。

乾燥時に反りやすいが、
やや重硬な割には、
加工性が良い。

耐朽性は中程度。

用途は装飾材、造作材、建具、家具、化粧用単板、合板など。