米原万里さんの回顧展に、講演で披露したロシアの小話が書いてあった。彼女は沢山の小話を仕入れ、「000シモネッタ」などと日本語をロシア語化して少し刺戟(本人の恥ずかしさ?)を和らげる工夫をしていた。以下のものも少しシモネッタ風かもしれない。
ブレジネフは死ぬと地獄に落ちた。地獄では責め苦が待っている。獄吏は「どのような責め苦にあいたいか、先輩の姿を見て選べ」という。見るとレ―ニンが針のむしろの上で悶えている。スターリンは煮え立つ釜の湯の中でうきつ沈みつ苦しんでいる。ブレジネフが「どっちも駄目だ」と別の方を見ると、なんとフルシチョフがマリリン・モンローとベッドでいたしている。「あれが良い」とブレジネフ。すると獄吏が云った「あれは駄目だ。あれはマリリン・モンローに対するお仕置きだから」。
死後裏切られたレーニン。回りじゅうの人間がスパイや反逆者ばかりに見えて、粛清しなければ心の休まらなかったスターリン。そんなことが読み取れる。フルシチョフはスターリン批判を公にしたから良い点数をもらえたのかもしれない。マリリン・モンローには、あんなむくつけき農民親父の相手をさせられるのは死ぬより辛いことなのかもしれない。
ブレジネフは死ぬと地獄に落ちた。地獄では責め苦が待っている。獄吏は「どのような責め苦にあいたいか、先輩の姿を見て選べ」という。見るとレ―ニンが針のむしろの上で悶えている。スターリンは煮え立つ釜の湯の中でうきつ沈みつ苦しんでいる。ブレジネフが「どっちも駄目だ」と別の方を見ると、なんとフルシチョフがマリリン・モンローとベッドでいたしている。「あれが良い」とブレジネフ。すると獄吏が云った「あれは駄目だ。あれはマリリン・モンローに対するお仕置きだから」。
死後裏切られたレーニン。回りじゅうの人間がスパイや反逆者ばかりに見えて、粛清しなければ心の休まらなかったスターリン。そんなことが読み取れる。フルシチョフはスターリン批判を公にしたから良い点数をもらえたのかもしれない。マリリン・モンローには、あんなむくつけき農民親父の相手をさせられるのは死ぬより辛いことなのかもしれない。