某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

合唱は癌克服に効果てきめん、と。

2016-04-05 14:42:27 | 素晴らしい話
 今朝のアイリッシュタイムズに良い話があった。定期的に一時間合唱をすると、免疫システムが著しく向上し、癌克服に効果があると最近発見されたという。イギリスの癌研究所とロンドン王立音楽院の共同調査で最近報告された。癌患者や世話をする人々で作る合唱団など5 団体を継続調査して発見したという。
 合唱は鬱状態を改善する。これは治療を受ける際の患者の状態を非常に好転させる。これも治療効果を高めるらしい。また、ホルモンその他多くの内分泌物が良い状態になる事も確認されている。
 大きな声を出すと体にいい、とはよく言われている。教師は立ったままでおきな声をだすけど不健康な人もいるな。そういう人は、うるさい教室の担当にすると健康になるかも。
 何故合唱か、と思ったら気がついた。イギリスにはまだカラオケが殆どないから(ほんの少しある)、歌うためには合唱団に参加しなければならないのだ。大きな声で一時間以上歌えばいいわけだ。日本人はカラオケのお陰で合唱団に入らなくても大声で歌える。「カラオケで癌をやっつけよう」と宣伝したら今以上にカラオケがはやるだろう。皆が毎週一回はカラオケの日ときめて通うか、自宅に備えて毎日一時間大きな声を出すかするようになるだろう。そうなったら皆健康で、医療費の国庫負担は激減して政府は大喜びだろう。しかし、合唱は仲間がいるからいい、という事もあるだろう。カラオケも気の合う仲間を集めて二重唱三重唱を楽しめば、癌克服に効果覿面だろう。日本では「カラオケの癌克服効果」てな調査はやってないのかな。
 日本ではもう、二人に一人は癌患者になるらしい。これだけカラオケがはやっていてなお二人に一人だから、もしカラオケがなかったら全員癌で死ぬかも。あるいはカラオケは癌に全然効かないのか。
 日本のお医者さんもこういった事を外国並みに調べてほしいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吹矢の体育実技

2016-01-20 12:20:18 | 素晴らしい話
 新年早々大学の体育実技で吹矢を教えた。定年を15年も過ぎた座学の元教師が、85歳で学生に何度も模範演技を見せながら体育実技の指導をするとは!現役の時には想像もしなかった変わりようだ。担当させてくださった体育の教授に感謝あるのみ。
 今の体育は以前とは全く様変わりだ。野球・バスケ・サッカーなどとは限らない。吹矢は「新しいスポーツ」「従来のものとは違うスポーツ」という分類の実技にはいっていて、学生は様々のそうした「新しい」または「日本ではまだマイナーな」スポーツのどれかを選択し、体験する。だから今日は吹矢、来週は太極拳と言うのもいるだろう。吹矢を気にいって長く続ける学生が増えてくれれば、と願っている。そのためにも、模範演技で学生をびっくりさせ、憧れる気分にさせなければ。4月からの来学期でも教えるから関心を示す学生が増えてくれるよう工夫しよう。
 それにしても若いというのは凄いものだ。6 ㍍だが、二回目に33点を出す男がいた。他の男は31点。基本動作をあまりうるさく言わず、腹式呼吸を強調した。基本動作は私をみて自分を直せ、と。
 昨年、一昨年と大学の社会人対象公開講座「日常生活でのスポーツ」では受講生に吹矢を教えてきた。7点に当たると「何だこんなもんか」と途端に天狗になるおじさんもいて「人柄がわかる」と鼻白むことがある。女性にはいない。学生はもっと素直で、7点 5点で大喜び。実技後半の点数比べでも、高得点に拍手し、低点を笑って屈託がない。若いと何でも笑いの種になる。気持のいい吹矢実技だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銃を平和な塑像に―アフリカの新たな芸術

2015-08-23 23:16:54 | 素晴らしい話

 大英博物館でアフリカの「新藝術作品」を見て感激した。内戦を終えて、兵器(自動小銃が主)を回収した後、この膨大な人殺し道具を立体藝術の材料に使う新たな試みが行われた。楽器の像などが沢山出来た。銃だけで大きな木も出来ていた。まだアフリカでも始まったばかりだったから、全然予備知識なしに出っ食わしてびっくりした。孫もこの頃は塑像作りの学生だったから、他の所以上に感激して見ていた。このうちの一部は今年日本での大英博物館展に出品されていたらしい。
 それにしても、写真をもっと小さく載せる方法は無いものかナ。良いんだけれどこれでは大きすぎる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素晴らしい演奏ーセルゲイ・ハチャトリアン

2015-01-12 00:57:24 | 素晴らしい話
帰宅してテレビを付けた。2015.1.11。N響の定期演奏会を放送していた。丁度ベートーベンのヴァイオリン協奏曲が始まったばかり。運が良かった。ソリストはセルゲイ・ハチャトリアン。あのハチャトリアンと関係が有るかどうかは知らないが、凄い若手演奏家。近頃のテレビは性能が良いから、音が一つ一つしっかり聞こえる。澄んだ優しい音が良いリズムでくっきり聞こえて我を忘れた。この曲は多分私の一番好きな曲。レコードで聴いたオイストラフ、ロンドンのフェスティバル・ホールで聴いたコーガン、アルバート・ホールでの誰かの演奏などかなり聴いている。レコードやCDでも何人もの名演奏家のものを聴いている。それらと比べても、繊細な美しさと優しさは見事としか言いようがなかった。スイッチを入れただけであのような名演奏にめぐるあえるとは、テレビも捨てたものではない、とつくずく思った。
 昨日はオペラ・シティのリサイタル・ホールで友人のお穣さんのピアノ演奏を聴いた。昨年がシェイクスピア生誕450年だったので、シェイクスピアの劇にちなんだ曲でプログラムを構成していた。初めて聞く曲ばかりだったが(メンデルスゾーンの結婚行進曲も弾かれたが、結婚式で普通聴くのとはかなり違っていた)、曲の多彩な面白さ、音の良さ、確かなテクニックに感心した。二日続けて良い演奏を聴けた。今年は良い音楽に恵まれるだろうな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫の快挙

2014-09-29 15:54:05 | 素晴らしい話
 先日孫娘が念願かなって、義肢義足製作者養成の学校の入学試験に合格した。美術大学で造形を学び、私(じいちゃん)の等身大の胸像を作り、それを下駄箱の上に置いて玄関番をさせているほどなのだが、卒業近くなって大変に悩みだした。油絵を描いたり、木片で大きな小屋を作ったり、裸婦像から原寸大の心臓まで造ったり、と高校生当時から大学まで目いっぱい「創作」しまくっていたが、「こんなもの皆何の役にも立たない」「ただの自己満足だ」と愕然としたらしい。幸い義肢義足を作る技術者を養成する学校がある事を知り、そこでなら自分の技術が生かせるかも、と気を取り直した。
 残念ながら入学試験がある。忘れていた英語や数学、一般教養。あわてて準備し始めたがそう甘くはない。特に、学校側はきちんとした心構えが出来ていない生徒には来てほしくない。学費もかかる。孫娘はそこで長期的方針をたてた。義肢義足の製作は「創作活動」と違って、其れを必要としている人の要望をきちんと受け止め、十分なコミュニケイションができ、信頼関係が生まれて初めて良いものが出来る。今までの学校での制作は一人でやっていて、人とのコミュニケイションは必要なかったから、そういう能力にはまったく欠けている、と彼女は気がついた。
 彼女が選んだのは、特別養護老人ホームでの介護の仕事だった。5月に資格を取り、幸い近くの施設に就職できた。以来3年間ヘルパーさんとしてご老人の世話に没頭した。同僚との交友連絡から、言葉の不自由なご老人との意思の疎通まで、少しずつ学んできた。貯金はまだ学費全額に届かないが、或る程度は出来た。いつの間にか3年がたち、「学費が全額貯まるまで」などと先に伸ばし過ぎると、「手」が今まで培ってきた技術を忘れてしまいそう。そこで9月から始まった来年度入学の試験をうけた。介護の仕事はきつい。特に、いつも人手不足だから時間外は多く、疲労がたまる。それでもコツコツと受験勉強を長い時間かけて少しずつ続けてきた。面接対策には、想定問答を作り、答えを、自分の言いたい事が十分相手に伝わるよう、何度も書き直した。私が試験官になり、模擬面接を繰り返した。本番では、予想した質問は3分の1も出されなかったが、言いたい事はいえたようだ。
 つい先日合格通知が速達で来た。いやいや、立派。トンビが鷹を生んだ、というのは子供が出来過ぎということだが、孫の出来過ぎは何と言うのだろう。そっちは分からないが、「爺馬鹿」というのはある。馬鹿で良いよな。泣けるほど嬉しいんだから。
 今願っているのは、学校が孫を裏切らない事。せっかく希望に満ちて入学するのに、実は3年間たいしたことなかった、では孫がかわいそう過ぎる。伝統のある立派な学校だから万が一にもそのようなことはないと信じている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする