某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

コマーシャルの影響力

2011-05-27 14:25:42 | ぼやき
 恵比寿駅で流す曲が「第三の男」で、駅とどんな関係があるんだ、と書いたら、コメントですぐ教えられた。あれはTVでビールの宣伝に使っている曲だからです、と。続けて、ビールの宣伝との関係にはすぐ気付いたが、あれが「第三の男」だったことは忘れていた、とも。私はコマーシャルの方を知らなかった。ビールを思い出す人と、映画を思い出す人と、どっちが多いのだろうと思っていたら、家にいる孫がビールの宣伝の曲だという。恵比寿にライブを聴きに行くからプラットホームであの曲をよく聴くらしい。ビールの曲だから違和感はなかったらしい。残念ながらあの傑作映画は知らなかった。
 こうなると、戦後のヨーロッパでペニシリンが国際密売組織により大量に闇取引されていた、とか、ウイーンが分割統治されているため密売組織摘発が難航し無関係な主人公が危険な目にあうなど、あの映画に描かれていたことはおそらく全くチンプンカンプンだろう。残るのは(理解されるのは)音楽だけか。チャーチルがペニシリンで助かったとか、もしペニシリンが発見されなかったら戦争の経過も大変違ったものになっただろうなどいう、戦後すぐの「救世主ペニシリン」への大大感謝はどこに行ってしまったのだろう。それにしてもペニシリンは高かったね。江戸時代の朝鮮ニンジン並みだろう。
コメント (4)
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