某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

color blind 人種的偏見をしない。 色盲。

2020-06-08 12:37:52 | 言語の進化
 アメリカで警官がジョージ・フロイドさんを押さえつけて殺した事件に対して全米各地をはじめイギリスその他各国で抗議行動が行われている。ABCニュースはニューヨーク・ブルックリンでの抗議集会を伝え、3歳の女の子を連れて参加している若いお母さんの声を伝えていた。「この子の一番仲良しは2人の黒人の男の子です。子供には人種的差別はありません。いつまでもそうあってほしいので集会に参加しました」と。ここで、彼女はcolor blindと言った。聞いた瞬間私は「色盲?なぜここで色盲などというのか?」と瞬間びっくりした。「色を問題にしない」「肌の色で分け隔てをしない」という意味だとはすぐ分かったが、頭には「color blind=色盲」というのがこびりついているから違和感が強く残った。念のため辞書を引いた。なんと、訳語には、色盲の次に「人種差別をしない」とあるではないか。何十年も前の古い辞書にもある。いやうかつだった。俺の英語がいかに偏った文献にしか役立たないかを思い知らされた。
コメント
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