某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

前立腺がんと身長の関係。

2017-07-18 22:10:43 | 健康
 パソコンに見放されている間アイリッシュ・タイムズはスマホで読んでいた。あれには時々信じられないような話が載っている。7月13日号には、背の高い男は前立腺癌にかかると危ない(Being a tall man is dangerous ...when it comes to prostate cancer)という記事があってびっくりした。10㎝高いごとに前立腺癌になる危険は21%増し、前立腺癌で死ぬ危険は17%増すという。見た瞬間、俺は背が低くてよかった、と思ったが、すでに前立腺癌にかかっていて、放射線治療も連続35日受けているのだから、いまさら安心もないものだ。しかし、背の高さは自分ではコントロールできない。背の高いのが運の尽き、とあきらめてもらうしかないかも。
 記事には、しかし、ちょっと安心させる記述もある。肥満との関係。これも、ウエスト周りが10㎝増えるごとに、前立腺癌による死亡率は18%増加し、重篤な病に罹る危険も13%増加するという。これなら、体重を減らせばいいのだから救いがある。深海のバクテリアから作る薬が前立腺癌に飛躍的に有効という記事も載っていた。そうだろう、背の高い男はあきらめろ、だけでは記事にしないほうがいいくらいだものなあ。
コメント (2)
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オスカー・ワイルド夫人の死因

2015-06-01 02:48:53 | 健康
(また途中で飛んで入ってしまった。殆ど書きあげていたのに、ごく一部だけ。訳が分からない。未完のものを消せるといいが、それも出来ない。こまったものだ。)
 ワイルド夫人は40歳で亡くなったから、死因について色々とり沙汰されたらしい。階段から落ちて背骨を傷つけた為とか、亭主(オスカー)にうつされた梅毒の為とか。私が気になったのは、ここにも梅毒がでてきたからだ。
 夫人の死因は、孫(オスカーに孫がいるのだ)の筋からの確かな情報として、筋肉が硬化して激しい痛みにさいなまれ、歩行も困難になり、治せるという医者の手術をうけてなお悪くなったためだと言う。別の医者が、あの医者の手術は危険だからやめろと忠告したが駄目だったとか。亭主(オスカー)はホモで二年?も投獄されたほどだから、梅毒に感染する危険はまずなかろう。だから、梅毒説は多分為にする悪い噂だろう。
 「ドラキュラ」の作者ブラム・ストーカーはオスカー・ワイルドとダブリン大学トリニティ・カレッジで同級生だったが、オスカーがやたらあちこちに旅行していて、フィアンセをほったらかしにするので、彼女をブラム・ストーカーが取ってしまった、という話を聞いたことがある(トリニティ・カレッジのブラム・ストーカーを研究していた学生から。)それが本当なら、夫人は後からの人になる。
 梅毒で死んだとされる人には、シューベルトやニーチェがいる。だが、私は、シューベルトの死因を発疹チフスだと思っていた。なぜなら、敗戦後ラジオが未完成交響曲の冒頭の部分を流し「シューベルトは発疹チフスで死にました。皆さんDDTで虱を退治しましょう」と放送していたからだ。シューベルトは貧乏だったから虱にたかられて発疹チフスになったとしたのだろう。当時は日本中虱だらけ。東京の大きな駅では進駐軍が乗降客の頭から服の中までDDTをぶっかけていた。皆嫌がったから、ラジオで宣伝したのだろう。DDTで具合を悪くした人も多かろう(やがてDDTでは蚊も死ななくなった。私がロンドンに留学していた時、DDTに代わる殺虫剤を研究する人と懇意になり、DDTの恐ろしさ、代わりを作るむずかしさを散々聞かされた。)それなのに、いつからか死因は梅毒になった。シューベルトをおとしめる為の噂だろうか。梅毒だと時に凄まじく頭が冴えると言う。ニーチェがその典型で、『ツァラトウストラかく語りき』は梅毒の産物だと言う人さえいる。しかし、これも為にする噂ではないか、と思う。
 本当に梅毒で終りを汚した人もいる。ウインストン・チャーチルの父ランドルフはそうらしい。昔ダブリンでみた映画、Young Winston,というタイトルだったか、チャーチルの伝記映画に重要な事実として描かれていた。ランドルフは北アイルランドのユニオニストを激励して「自治(ホーム・ルール)はローマの支配(ローム・ルール)」と唱え、民族派の自治権要求に反対して北アイルランドをイギリスに留めさせた政治家だ。病気は気の毒だがやっぱりな、と思ってしまう。
 今は,医学生でも見る事の出来なくなったほど、梅毒は退治されたらしいが、戦後まで日本でも猛威をふるっていたらしい。黒沢の映画に、梅毒患者の治療で誤って自分の体を傷つけて感染した若い医師が人格を疑われる話があった。人類の敵、善良な市民の敵。病気が感染者の人格まで貶めるという点で、今はエイズがその位置にいるのだろう。人類の敵はやはりウイルスか。
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オスカー・ワイルド夫人の死因

2015-05-31 22:19:33 | 健康
 同性婚が合法化されたからか、オスカー・ワイルドにまつわる話まで新聞に出てきた(新発見の写真というのも前に新聞に出ていたが、あれもこn
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老人の性

2015-05-31 20:45:11 | 健康
 (途中まで書いて止めておいたら変になりました。あらためて書きます)
 国民投票で同性結婚が合法的になったアイルランドでは、早速色々な反応が出てきた。その一つは、あの大量の賛成票はカトリック教会の「人間的自由」「人間性」への干渉に対する反発だとするもの。アイリッシュ・タイムズに載った「老人の性」に関する記事はその良い例のように私には思える。
 投票から一週間たった5月28日に「独身の高齢者もセックスが好き」Single elderly people like sex too.という記事と、「独身高齢者にダブル・ベッドはみとめません」No double beds allowed for unmarried elderly. という記事が載った。どちらも、ダブリンに国が新設し、カトリック住宅援助協会が運営をはじめた高齢者用集合住宅でダブル・ベッドが禁止されているのはおかしい、というもの。
 先の記事は、アイルランドでは今やゲイは結婚出来る,独身または寡婦・寡夫の高齢者もセックスが好きだという事を我々はみとめよう、というもの。それを、映画「7年目の浮気」seven-year-itch をもじって「70歳のうずき」 70-year-itchと表現している。感情も欲望も若いものと同じなのだ、セックスは若い人だけのものじゃない、と。しかし、爺の性は汚く、老女の性は卑しいとされ、高齢者の婚外セックスをカトリック教会は全否定している、だからダブル・ベッドをゆるさないのだ、と。これを批判して、新聞の記事は老人病学者の説を引き、Use it or lose it,と江戸時代から日本で言われている「用不用の説」のようなことを書き、性生活のある老人は生き生きと長生きしている、と説く。
 また、学生ならいざしらず、65歳を過ぎてシングル・ベッドというのは、そこでセックスをするかどうかに関係なく、窮屈で良くない、ともいう。論点が二つになっている。セックスの話ばかりでは具合が悪いと、格好を付けたのかもしれない。「ダブル・ベッドを求めて戦おう、我々も皆いつかその年になるのだ」と結んでいる。
 二本目の記事では、入居者が既にダブル・ベッドを用意したのにシングルに取り変えさせられたことを伝え、管理者の、シングルの方が部屋が広く使えて訪問者にも好評だという話や医療上必要があればダブル・ベッドを認めていることを紹介しているが、管理者がカトリック教会で本当は老人の性を否定しているのだ、という論調は変えていない。
 日本ではどうなのだろう。カトリックではないが同じように見られているのだろうな。全世界的偏見か。スカンジナビアだけは別で、老人同士のそうした親密さを施設でも奨励し、設備も整えているという。
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老人の性

2015-05-30 14:00:29 | 健康
 半年大騒ぎした同性婚問題に答えが出たら、もう一つの現代?的大問題がアイリッシュ・タイムズの紙面をにぎわし始めた。題して「独身高齢者もセックスが好き」。ダブリンに国が新設し、カトリック住宅協会が所有・運営している独身高齢者用アパートでの話。記事は、「ゲイなら今やアイルランドでは結婚できる。独身または寡婦や寡夫の高齢者もセックスは好きだという事を私たちは認めるか?高齢者はも肉体が年寄っているだけで若い人と同じなのだ。a 70-year-itch「70年目のうずき」というのもあるんだ、と。Seven-year-itch(往年の映画「 七年目の浮気」の原題)みとめるか




身体的障害の為ダブルベッドでの生活が不可避な数名を除いて、他の入居者にはダブルベッドが認められなかった。
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