某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

EUと北アイルランド。消えるかユニオン・ジャック。

2018-10-13 17:44:57 | へぼ考
 ブリテンのEU離脱が大詰めにきている。宿題は沢山あるのだろうが、私には北アイルランドがどうなるかだけが気がかりだ。北だけEUに残すという話はダメにきまっている。ブリテン政府は南との国境を厳しく取り締まって北の業者が南経由でEUと取引するのを防ぎたいだろうが、'98年の聖金曜日合意以来特にopenになった国境を逆に厳しく締めては、和平合意がおかしくなり、IRAやUVFなど双方の武闘派が息を吹き返すかもしれない。トランプみたいに国境に壁を築くわけにはゆくまい。領海を超えないようにブリテン海軍が監視するのもほとんど不可能だ。メイ首相は海上取り締まりをしないといっている。
 北アイルランドの人々にはブリテン市民権だけではなく、南の共和国の市民権ももっている人が多い。彼らがアイルランド市民としてEU内の企業と取引したらどうなるのだろう。二重国籍はこういう時どのような役割を果たすのだろうか。独立派やアイルランド連邦派は勢いを増すだろう。
 スコットランドもEU離脱で経済的に苦しくなるだろう。独立機運がまた高まって、もう一度住民投票をするかもしれない。そうなれば今度は独立派が勝つだろう。「大ブリテンおよび北アイルランド連合王国」は解体し、「イングランドおよびウエールズ王国」になるか。国旗のデザインも変わるな。白地に赤の十字架、つまりイングランドの旗。ウエールズの怪獣が隅っこに書き加えられるかな。
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パソコンと人間

2017-07-19 23:19:43 | へぼ考
  藤井四段という少年の快進撃を見ているうちに気が付いた。彼はコンピューターを「使って」いるのだけれど、私の使い方とちがう、と。私は便利な道具として使っているだけ。しかし、彼はコンピューターから学んでいる。内容は全然わからないが、好手か悪手かコンピューターが評価するそうだ。今は専門棋士がその評価を認めているらしい。コンピューターに学ぶ、教えてもらう。こんなことが始まっているのだ、と恐ろしいような気分になっている。
  
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