某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

北朝鮮問題とキューバ危機

2017-09-13 01:45:18 | 素人の妄想
 北朝鮮とアメリカの対立がすさまじい。一触即発という感じだ。明日にも沖縄か横須賀・座間・厚木飛行場などに水爆が降るか、東京にサリンがばらまかれかねない状況のようにさえ思える。自爆テロが東京で荒れ狂うか。日本をいくらたたいてもアメリカは痛くもなんともないから、直接アメリカをたたくという見方もある。どちらにせよ、始まったら終わりだ。私のような長生きしすぎた老人はどうということもないが(苦しむのは嫌だが)、まだ春秋に富む人々にとっては辛すぎる話だ。南北朝鮮の人々にも同じ運命が待っていよう。アメリカはまだ少し残るだろうが。
 そのようなことにならぬためには、何をしたらいいのだろう。私などには何もできない。できるのは妄想だけだ。
 昔、キューバ危機というのがあった。双方のリーダーはケネディ大統領とフルシチョフ第一書記・首相。最終的には、ソヴィエトはキューバへの核とミサイルの持ち込みを断念して引き返し、アメリカはトルコに据えたミサイルと核を撤去した。双方が同時に撤去して危機が回避された。
 今度も、アメリカが毎年大規模に行っている朝鮮近海での大規模演習をやめ、北朝鮮もミサイルと核の開発をやめるという「同時撤去」方式で、昔のキューバ危機回避のような具合にはゆかぬものだろうか。昔々、関東軍は特別大演習をやり、それが実戦になっていった。大演習とはそのような危険をはらむものだ。北朝鮮が神経を立てるのは理解できる。だからと言って核開発だのミサイルだのを認めるわけではない。断固抗議する。
 そんな甘いものじゃない。北朝鮮は嘘ばかり言っているではないか、と叱られそうだ。その通りだから、私の話は妄想でしかないのだが、似たようなことを書いている専門家もいる(『週間金曜日』)。どうも、北が悪い、とばかり報道されているから、打つ手がないとしか思えなくなっているのだ。中には「トランプがガツンと金を殺せばいいのだ」などという人さえいる。トランプに期待が集まっているのだ。安倍首相も、北朝鮮のおかげで猛烈に助けられている。結局は北朝鮮を支えている中国、ロシアの姿勢も、安倍ー自民党の支持率を下げさせないという役割を果たしている。社会主義?大国が社会主義と自称する世襲王朝の独裁軍事国家を支え、日本の右翼や保守反動を元気づけているという不思議な現象。あの大国たちが社会主義ではなく、社会正義をないがしろにしていることはもう皆知っているが、イヤナ国だね。
 不思議なことに、日本では、まだ、米や日用品の買いだめが起こっていない。まだ皆安心しているのか、他人事だとしか思っていないのだろうか。パニックになったら大変だ。あるいは、もし何か起こったら終わりだから買いだめなどしても仕方がない、と達観しているのだろうか。
コメント
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