某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

コマーシャルの影響力

2011-05-27 14:25:42 | ぼやき
 恵比寿駅で流す曲が「第三の男」で、駅とどんな関係があるんだ、と書いたら、コメントですぐ教えられた。あれはTVでビールの宣伝に使っている曲だからです、と。続けて、ビールの宣伝との関係にはすぐ気付いたが、あれが「第三の男」だったことは忘れていた、とも。私はコマーシャルの方を知らなかった。ビールを思い出す人と、映画を思い出す人と、どっちが多いのだろうと思っていたら、家にいる孫がビールの宣伝の曲だという。恵比寿にライブを聴きに行くからプラットホームであの曲をよく聴くらしい。ビールの曲だから違和感はなかったらしい。残念ながらあの傑作映画は知らなかった。
 こうなると、戦後のヨーロッパでペニシリンが国際密売組織により大量に闇取引されていた、とか、ウイーンが分割統治されているため密売組織摘発が難航し無関係な主人公が危険な目にあうなど、あの映画に描かれていたことはおそらく全くチンプンカンプンだろう。残るのは(理解されるのは)音楽だけか。チャーチルがペニシリンで助かったとか、もしペニシリンが発見されなかったら戦争の経過も大変違ったものになっただろうなどいう、戦後すぐの「救世主ペニシリン」への大大感謝はどこに行ってしまったのだろう。それにしてもペニシリンは高かったね。江戸時代の朝鮮ニンジン並みだろう。
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4 コメント

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山茶花 (森 博史)
2011-05-27 22:32:56
「山茶花」の作詞者、巽聖歌(1905-1973)が日野市に住んでいたのが、豊田駅で、「山茶花」が使用されている理由だそうです。http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/14,68438,299,1689,html http://www.c-hino.org/hino_history/view/483.html http://shinsenhino.com/archives/info/100120203829.php http://www.enjoytokyo.jp/id/edogoma/102264.html しかし、児童文学とか、児童歌謡とか、「聖歌」みたいなキリスト教の影響をにおわせる要素が濃密ですね。
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ご教示ありがとう。 (むかしたき火にあたっていたブログ担当老人)
2011-05-27 23:58:49
森さんお久しぶり。流石に詳しいですね。有難う。あの歌の題が「山茶花」だったとは。私は「たき火」だとばかり思っていました。山茶花が同じ道に咲いていたかどうか、全然覚えていません。明治期に西洋音楽を小学校唱歌として教えるについて、アメリカでの讃美歌(スコットランド民謡など)が多く勧められた、という話がありますね。キリスト教の教会で讃美歌に馴れて楽に礼拝に参加できるようにするため、という一種の「陰謀」説もあるくらい。
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コマーシャルの影響力 (高橋 健)
2011-05-29 18:29:18
1年ほど前?新橋駅の発車メロディーが「ウイスキーがお好きでしょ…」に変ったことがあります。大ヒットCMで一気にハイボールブーム到来、角瓶が品薄になったとか。
学生時代からハイボール好きだった私は今さらの感がありましたがあのCMは好きでした。
しかし短期間で新橋駅から消滅。がっかり。
きっと駅の発車合図メロディーはCMとして買えるのでしょう。
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新橋にもありましたか (吹矢大好き老人)
2011-05-29 19:58:02
高橋先生コメント有難うございます。新橋で「ウイスキー・・・」とは。どういう関係でしょう。あの辺りではビールかホッピーの方が好まれそうですが。ホッピーは有楽町のガード下か。そんな歌はないかな。駅が選ぶメロディーの情報を集めると面白いことが分かりそうですね。
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