某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

アイルランドー同性結婚可、21歳の大統領可?

2015-01-22 02:36:21 | アイルランドの今日
 アイルランドは今でもカトリックが圧倒的に多い国。離婚不可、避妊駄目だった。今でも中絶駄目というお固い国柄で、映画といえばサウンド・オヴ・ ミュージックのような文部省推薦映画ばかり、というのが嘗ての姿だった。それが今ではすっかり様変わり。カトリック教会関係の腐敗が明るみに出て権威失墜。ミサに出かける人が、特に若い人の間では激減し、カトリック的「社会道徳」の若者への押しつけが効かなくなってきた。終に今年五月には、同性婚を認める憲法改正案と大統領被選挙権を21歳に引き下げる憲法改正案の国民投票が行われるまでになった。今日のアイリッシュ・タイムズには結婚に関する憲法の改正条文案が載っている。「結婚は二人の個人が、彼等の性の如何に拘わらず、法に従ってとり結ぶ事が出来る」と。may be contractedだから、契約を結ぶ事が出来る、とはっきり訳した方がいいのだろう。結婚は契約だから。日本語ではまだなじまないが。
 大統領被選挙権21歳に引下げ、というのも面白い(現在の規定は35歳。ちなみに選挙権は18歳)大学生が卒業前に大統領職に「就職」してしまい、一期だけで辞めると、28歳で前大統領になる。3選禁止だから二期勤めても35歳で前大統領。今の規定でも、前の女性大統領達は二人とも47歳で大統領になったから、辞めてからの人生が長い。それにしても、今後一体何歳の大統領が生まれるのだろう。孫が大統領、祖父が首相てな事になったらギネス・ブックものだな。そういえば、あのギネス本は元はアイルランドのビール「ギネス」会社の仕事だった。今は別組織だが。
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素晴らしい演奏ーセルゲイ・ハチャトリアン

2015-01-12 00:57:24 | 素晴らしい話
帰宅してテレビを付けた。2015.1.11。N響の定期演奏会を放送していた。丁度ベートーベンのヴァイオリン協奏曲が始まったばかり。運が良かった。ソリストはセルゲイ・ハチャトリアン。あのハチャトリアンと関係が有るかどうかは知らないが、凄い若手演奏家。近頃のテレビは性能が良いから、音が一つ一つしっかり聞こえる。澄んだ優しい音が良いリズムでくっきり聞こえて我を忘れた。この曲は多分私の一番好きな曲。レコードで聴いたオイストラフ、ロンドンのフェスティバル・ホールで聴いたコーガン、アルバート・ホールでの誰かの演奏などかなり聴いている。レコードやCDでも何人もの名演奏家のものを聴いている。それらと比べても、繊細な美しさと優しさは見事としか言いようがなかった。スイッチを入れただけであのような名演奏にめぐるあえるとは、テレビも捨てたものではない、とつくずく思った。
 昨日はオペラ・シティのリサイタル・ホールで友人のお穣さんのピアノ演奏を聴いた。昨年がシェイクスピア生誕450年だったので、シェイクスピアの劇にちなんだ曲でプログラムを構成していた。初めて聞く曲ばかりだったが(メンデルスゾーンの結婚行進曲も弾かれたが、結婚式で普通聴くのとはかなり違っていた)、曲の多彩な面白さ、音の良さ、確かなテクニックに感心した。二日続けて良い演奏を聴けた。今年は良い音楽に恵まれるだろうな。
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