某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

いや驚いた!即入院!

2015-04-07 15:05:27 | なんで俺が?
 例によってごちゃごちゃと毎日歩きまわっているうちにブログがおろそかになった。開いても「パスワードを書け」と出る始末。そんなものとっくに忘れている。もう駄目かと思ったら、娘が記録していた。お陰でようやく復活。せっかく復活したブログだがあまり良い話ではない。
 4月2日の朝。仲間と花見に行くつもりが、息苦しくて、胸に空気がはいってゆかない。そういえばこのところ駅の階段を上ると息切れするし、僅か10分歩いても息切れする。吹矢も、朝の練習では息が弱く、いつものようには的に当たらない。いよいよ吹矢も引退か、とがっかりしていた。こんな程度で医者に行っては笑われるだけだ、と思ったが、花見で青い顔をしているよりは、と、まわれ右して友人の医者のところに行った。
 何と心不全!紹介状をくれて市立病院に直行。「歩いてはいけない、タクシーを呼べ」と、いつもは飲み友達の医者ががおっかない事。病院で丸一日検査。入院だと言う。そうは言ってもこちらにも都合が有る。11日には早稲田で講義だし、5月からは成城でも講義が始まる。結局、11日には病院から早稲田に出講し、戻ってくるという条件で翌日入院することになった。病院からの帰りに「明日から病院食だから」と美味い飯屋を探して歩いていたら、自宅まで2キロ以上歩いてしまった。不思議と全然何でもなかった。平地を歩いただけだからだろう。中華料理をごっそり食べた。まるで今生の名残みたい。
 病院でインターネットが出来ると言うことで安心していたが、やはり駄目だった。幸い娘がWIFIを持ってきてくれたので、教材作りも楽々。持つべきものは娘だ。
 今はおとなしく点滴を受ける毎日。時間が有るので、先日ダブリンで買ってきた Easter rising 1916,2014.という小説を読んだ。イースター蜂起では女性や子供(男女)も蜂起軍に加わって働いている。また、英愛両軍の負傷者を区別なしに救助する救急車と救急看護師も大活躍した。その様子が生き生きと描かれていて面白かった。蜂起のあまり知られていない側面だ。著者はPatricia Murphy。純粋アイリッシュのような氏名。彼女はトリニティ・カレッジで歴史と英語の学位をとり、BBCで番組作成をし、また作家としても活躍している。この「小説」には参考資料と文献がきちんと上げられているが、加えてかなりのWebsitesが記されていて、わたくしでも、病院で読める。昔は参考文献を見ても、どこに行けば読めるんだよ、と恨めしく思ったものだが、いつの間にか、即座にどこにいても読めるようになった。有難い話。原資料が即座に読めるというのは凄い。この間まで、ダブリンの図書館でやっと見つけて喜んでいたのが嘘みたい。あの長年の苦労が恨めしくなる。
 さて、後何日此処にいるのだろう。明日から心臓のリハビリで、院内を歩くそうだ。まるで重病人みたい。毎日一万歩あるいていたののに、今度は最初せいぜい千歩か。若い看護婦さんが付き添いだから、ドキドキしてかえって悪いんじゃないかな。
コメント (4)
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