某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

好きな歌

2012-06-26 01:19:23 | ぼやき
 またまた長い休眠で、どこか具合でも悪いか、と心配される方もおられた。どうも申し訳ありません。体はいたって元気ですが、何やかやととりまぎれているうちにすぐ一カ月近く経ってしまいました。
 書きたいことは山ほどあっても、すぐ古くなる。例えば5月末のアイルランド国民投票(EUの財政支援制度改革)。今担当しているアイルランド・セミナーでも話したのですが、一応常識的な結果つまり賛成(金融支援を受ける)にはなったけれど、議論は激しかった。国が破産しかけていてEUから金を借りてなんとか立て直すしかない、という土壇場にいるのに、議論だけは賛成反対拮抗しているように見えた。「これ以上の緊縮財政や増税をEUとIMFから押しつけられては、国の主権はないも同然ではないか、百年前にあれほど苦労してかち取った主権をここで放棄してよいのか」という反対派、「EUから離れて孤立したら俺たちはどうなる。また昔の極貧国、若者が職を求めて海外に逃避する暗い農業国に転落してよいのか」という賛成派。原理派と現実派の平行線。でも結局は現実派が勝つ。議論に負けて票で勝つ。主義に殉じては飯が食えない。古いロマン派は常に負ける。日本も同じですね。もっとも、フランスはちょっと方向が変わってきた。あまり期待はできませんが。
 ギリシャにばかり目がいきがちですが、EU諸国は大体どこも同じような苦境にある。ドイツの独り勝ちでしたが(ユ-ロが安くてドイツは輸出で大喜び。円高で日本がヒーヒー言っている間に、中国にごっそり売り込んだ)、それでもドイツ国民は、何故俺たちの金で、勝手なことをしてきたあげく困っているギリシャやスペインなどを救わにゃならんのだ、と文句を言っている。ユーロを作った時から、あれはドイツが他のEU諸国を経済的に制覇する手段になる、といわれていたのが今実現しかけている。大体、景気が良くても悪くても自国で金利操作の出来ない金融制度をあれだけ格差のある国々に一律に適用して上手くゆくわけがない。そんなこと始めからわかっているのに、敢えてやった。おまけにギリシャにいたってはユーロ加盟の最初から嘘の申告をしていた。国家予算の赤字をずんと少なく見せていた。ユーロは、単純な通貨統合以上の理念があって実施したものだから、今になって駄目だ駄目だという「したり顔の経済評論家達」に私は組しないけれど、それにしてもお粗末だ。大体、ギリシャを何故入れたのか、それからして分からない。あの国は観光以外何の収入源も無い国で、経済を改善しようにも近代産業の振興など出来ない国。多分、ヨーロッパ文明発祥の地、ということで無理を承知で入れたのでしょう。オリンピックの入場行進で一番前を歩かせるのと同じ。情が仇、か。
 こんなことを書くつもりではありませんでした。久しぶりに歌番組を見ていたら、好きな歌を男性コーラスが次々に歌ってくれたのです。「琵琶湖周航の歌」「遥かな友に(静かな夜更けにいつもいつも、思い出すのはお前のこと)」「惜別の唄」「見上げてごらん夜の星を」「明日がある」。好きな歌をこれだけ次々とテレビで聴いたのは初めてです。何かともやもやうじうじしていたのがスカッとしました。カラオケで歌った事のあるのは「琵琶湖・・・」と「惜別・・」だけですが、他の歌も歌詞を覚えて、そのうちカラオケに挑戦してみようかな、とちょっと思いました。音痴だから無理だよ、と友達にからかわれるだけでしょうが。
 
コメント (1)
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