某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

日のつぼ-その日のポイント-

2010-02-28 15:34:31 | スポーツ吹矢の練習
 吹き矢を練習していて気がついたこと。どうもその日によって微妙に狙いどころが違うらしい。昨日と同じ狙いのつもりなのに矢が違うところに刺さる。息の強さが違うのか、足の位置がずれているのか、下半身が安定しないのか。今日はここだ、とわかるまでには何本も打たねばならない。そのせいか、近頃毎日のように出る「10メートル満点」は最後のラウンドが多い。昇段試験では、本番前の「腕ならし」は1ラウンド、5本だけ。これでは、本番の30本を吹き終わった頃やっと調子が出てこよう。困ったものだ。
 お相撲さんには稽古場横綱(大関?)というのがいるそうだ。稽古場では強いが、本場所では成績を残せない気の毒な関取。私もその口かな。
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9.11 とグローバリズム

2010-02-26 19:21:24 | ぼやき
 木畑洋一先生が成城大の来学期の「学びの森」セミナーで「グローバル・ヒストリー」の講義をなさるというので、先日その予告編のようなミニ講義を聴きに行った。お聴きして、思い出したことがある。
 ニューヨークで9.11の大惨事が起きたとき、私はアイルランドのダブリンにいた。部屋に戻ってテレビをつけたら、首相のアハーン氏が深刻な顔で話していた。誰が亡くなったのだろう、と思ったら、旅客機が塔に突っ込む写真が出て、何だこりゃ、と度肝を抜かれた。
 その数日後、ヨーロッパ全土で(アジア、日本などでどうだったかは知らない)追悼のミサ、礼拝が一斉に正午から行われた。アイルランド(英国も)は時差1時間なので、11時からになった。私もダブリンの仮大聖堂(仮しかない)の外の道路でミサに参加した。まず3分間の黙祷。キョロキョロあたりを見回していたら、右手の上から40歳くらいの女性が緊張した面持ちでプラカードを掲げて静々と歩いて来た。プラカードには英語で「真のテロリストは誰か。USA。グローバリゼイション」と三行で大書されていた。
 黙祷中だから誰も手を出せない。警官も動けず、彼女が道路に立つ人々すべてにプラカードを見せ終わった頃黙祷が終わった。警官はすぐ彼女を抑えプラカードをもぎ取った。道路にいたのは大部分がアメリカ人観光客だから、盛んな拍手が沸いた。
 ミサが終わって、中にいた大統領・首相・各国大使らが出てくる頃、アメリカ人の女性達が国歌を歌い出した。出てくる要人、高官たちは皆立ち止まって聞き入った。アメリカ人?の多くは涙を流しながら聞いていた。この人たちの前で、先ほどの女性は良くあれだけ勇敢なことが出来たものだ、と改めて感心した。己の信ずることを訴える強さに私は打たれた。
 
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2.26事件の思い出

2010-02-26 17:11:48 | ぼやき
 思い出と言っても、私はまだ5歳だったから事件を知ったわけではない。その頃の家は東京市中野区上高田。今思うと、中野の憲兵隊と三井墓地の間にあった。
 あの朝は雪が積もっていた。いつも遊び場にしている原っぱに行ったが、誰も出てこなかった。一人で雪合戦用の玉を作っていたら、兵隊さんが来て「危ないからお家にかえりなさい」といった。家に帰って母に「憲兵さんが危ないからお家に帰りなさいって」と言った。母は多分「そう」くらい言ったのだろう。だが、何故危ないのかは母にも私にもわからなかった。暫くして家の前を何人もの兵隊が通った。小学校に上がる1年1ヶ月前のことなのに、はっきり覚えている。多分、いつも遊んでいる原っぱが何で急に危なくなったのか、腑に落ちなかったからだろう。
 あの日が2.26だったのだ、と気がついたのはもう中学生になってからだった。今思うと、あの事件では財閥も狙われたから、三井家の広大な墓地(今はそこに三井文庫がある)が襲われるといけない、と兵隊が派遣されたのだろう。玉砂利の先にあった墓は巨大な円墳だった。
 福島での中学の同級生に、名刹の住職で大僧正になったのがいる。彼もこの頃は東京にいた。26日の朝、彼は父親(やはりお坊さん)につれられてタクシーに乗り、都心のホテルなど兵隊がたむろしているところをグルグル見て回ったという。後年父親に「なぜ反乱軍の見物に5歳の私を連れて行ったか」と聞いた。歴史的大事件だから子供にも見せておこうと思った、くらいの立派な返事を期待していたのに「子連れなら警察に怪しまれないと思ったから」と言われてがっかりしたという。子供の使い道にもいろいろあるものだ。
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空き家の怖さ

2010-02-23 13:44:05 | ぼやき
 今朝のアイリッシュ・タイムズに怖い話が載っていた。元アイルランド首相アルバート・レイノルズの弟の豪邸(今は空家)が、ドバイでの暗殺事件犯人の偽アイルランド旅券住所になっていたと。偽アイルランド旅券所持者は犯人5人もいた。この偽住所はダブリンのお屋敷街で大使館通りといわれる豪邸の立ち並ぶ所。アメリカ大使館・イスラエル大使館、ウクライナ大使館などが揃っている。それにしても、元首相関係者の空家が暗殺犯の住所になっていたとは。イスラエル大使館は無関係と強調しているらしい。
 規模は大違いだが、我が家のお隣さん老夫婦が最近介護のある施設に移られた。子供さんはこんな田舎の家には用がない(?)と欲しがらないそうで、昨年暮から空き家になっている。悪用する奴がいなければいいが。
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孫のグループ展

2010-02-17 00:15:38 | ぼやき
 女子美術大学2年の孫娘が付属高校当時からの友人達7名と初めてのグループ展をする。皆さん専攻が違う。立体アート、洋画、ガラス、陶器等々。昨年夏から作品を創り始め、今は盛んに仕上げをしている。孫の作品は身の丈をはるかに超える女性像と小ぶりの赤ちゃん。女性像は、まず和紙をすき、ぬれているのを骨組みに貼り付けて作っていた。赤ちゃんは針金に和紙をまきつけ、染色し、小さく丸めてつなぎ合わせて立体化している。材料を作るのに手間がかかる。つい先日までハイハイしていた子があんなことを徹夜でやってる、と腹の中ではひそかに感心している。我が家はどこも工房と化した。さらに、作業の合間には先生、友人、親戚への案内状を書いている。制作費やギャラリーの部屋代はバイトで稼いだらしい。今の子はたくましい。
 
 期日 3月2日(火)~3月7日(日) 11:00~19:00 最終日~17:00
 レセプション・パーティ 3月5日(金)18:00~21:00
 会場 LE DECO 渋谷区渋谷 3-16-3 ルデコ・ビル2階
   (渋谷駅・埼京線新南口下車、明治通り十字路右折 スターバックスの向い側)
 
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