某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

神は残酷非道?

2015-02-08 19:12:06 | 良く言えた!
 アイルランドのテレビでスティ―ブン・フライというイギリス人の俳優・作家・テレビ司会者が「人生の意味」という番組に出演して、神にいて語ったという。それがちょっと凄い。「神は全く残酷非道(monstrous)で、全く自分勝手(totally selfish)で、狂って(maniac)いる。」と。何故そこまで言えるか。「神様に聞いてみるがいい、何故子供を骨がんにするか。何のためだ。」「我々の責任でもないのに、何故多くの悲惨を神はこの世に作っているのか。これは全く、全く害悪(evil)だ」「世界は誠に素晴らしい。しかし、とんでもない虫も創っている。それはまず子供の眼球に入り込み、盲目にし、眼球を食べて外に出る。神はそれまでになかったものを創造する。何故この様な物を創造したのか。とても受け入れ難い事である。」「神は極悪非道で何の尊敬にも値しない。」こんな調子だ。これがカトリックが国民の80 %以上で、おそらくまだミサ参列者の割合が世界有数の国アイルランドで放送されたというのは面白い。今年の五月に行われる同性婚の可否を問う憲法改正国民投票と並んで、アイルランドの本当の近代化が始まったという思いだ。
 アイリッシュ・タイムズ紙なこの記事について読者の意見を沢山集めている。アイリッシュの答えは皆同じで(God is everything.)などと反論にもならない信仰告白ばかりだが、面白かったのは台湾の若い女性の返事。台湾の宗教は?という問いに対して「ご先祖様」。では創造主は?そんなものはいません、とそっけない。来世についてはどう思うか?「死んでからの事は今は分かりません」「死んでからわかるとおもいますが、今は言えません」とそっけない。死んでからわかっても、それを伝えるすべがないでしょう、と付け加えたらもっとよかったかも。最後に、「神って何?(So God is?)」という質問に対して、「No God.」と痛快。頭が良い。

 
コメント (2)
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