二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

インド ムンバイ同時テロ事件 1

2008年12月08日 | 社会
11月26日起きたインド、ムンバイでの同時テロ事件でまた尊い命が失われました。心からご冥福をお祈りいたします。日本人の何の関係もない方も亡くなられました。これが戦争であり、紛争であって、これらが生むのは憎悪と怒り、恨みだけです。あえて言うなら富者の強欲を満たすだけです。

最近、テロ、テロ、メディアも何でもテロです。9・11以後、こう表現されることが多くなりました。9・11事件をきっかけに、イスラム過激派との戦いをテロとの戦いと称し、アフガン、イラクはじめ様々な悲惨な戦争、そしてテロ活動が繰り返されています。この9・11同時多発テロ事件も、イスラム過激派(アルカイーダ)が行ったにしては、矛盾点が多く指摘され未だ真相は闇に包まれています。このことは調べれば誰でも矛盾点に気づくでしょう。

今回のムンバイでの事件も、デカン・ムジャヒディンという、外国から侵入したイスラム過激派が起こしたとされていますが、現地からの初期報道では、この事件を起こした犯人の写真を見ると、どう見てもイスラム教ではなく、ヒンドゥ教の信者、いわゆるヒンドゥ過激派を疑う証拠も出てきているなど(インド国内の組織の犯行)、世間に流れている報道とは矛盾した真実があるように思われます。

また、捕えられた犯人の言葉に「パレスチナ難民のかたきをとった…」などという言葉も見られました。イスラムとのテロの戦いを強調するような言葉には注意が必要ですし、また、パレスチナ問題は解決しなければいけない重要な問題だとも捉えることができます。

インドとパキスタンは、カシミール地方の領土問題や核開発などの問題など様々な対立がありながら、数か月前からは両国は関係改善に向け努力していたようです。インドはこの事件により、報復戦争も辞さないような発言も行われました。また両国の緊張が高まり残念です。タイでも政治の不穏、パキスタンで爆弾事件、ギリシャでも…アジアから中東周辺が急に嫌な雰囲気になっています。このような空気は自然にできているものでしょうか??戦争、紛争が行われれば、まったく罪もない戦いとは関係のない人たちが何も知らされないままに殺戮されます。そして、それでお金を稼いでいる人がいる。こんなことは許されません。

自衛隊のイラクでの活動が終了しましたが、海域に展開している戦艦などへの給油は日本が継続して行うようです。日本が石油を持っていくのではなく、お金を出すのです。そのお金は血税から支出されます。ですから日本国民も戦争や紛争に参加していることを忘れてはいけないと思います。世界で起こること全て繋がっています。

イランや、イスラエルの中にもインド、パキスタンの和平を促している動きがあります。その裏側で、戦争や紛争を煽っている動きもあるようです。様々な国益があろうかと思いますが、こんなことを政治の道具、外交の道具に使っていてはいけません。最終的に人類は悲しい結末を選択する方向に進んでいくのではないかと危惧してしまいます。

テロ報道によって、それが本当だと思いこまないように、様々な情報を分析して自分で考えて世の中の動きを見ることが大切なのだと思います。とくに大きく報道されている事柄は、自分なりにしっかり考えるようにしています。

戦争、紛争、テロ活動は、それが作為的なものにせよ、大義名分があっても、決して行ってはいけない行為だと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お子様が欲しいということ ... | トップ | インド ムンバイ同時テロ事... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事