年が明けてから少し時間がたちましたが、二葉鍼灸療院をご利用いただく皆さま、HPやブログにてお世話になる皆さま、今年2019年もよろしくお願いいたします。
当院の診療に関する柱は、一貫して変わりません。
スポーツ障害の鍼灸治療およびスポーツトレーナーとしての研鑽
当院は母校である星稜高校野球部トレーナーを任していただいている関係上、野球選手が中心となりますが本年も障害予防や早期の疼痛改善・競技復帰を実現するため鍼灸治療を中心に行います。
鍼灸治療も万能ではありませんので、スポーツドクター等と連携をとって、選手が適した医療を受けることができるように配慮、判断していきたいと思っております。
野球選手に限らず、ハンドボールやサッカー、トランポリン、卓球、陸上、剣道など多くのスポーツ選手が訪れておりますので、何かございましたらいつでもご相談ください。
妊娠しやすい身体づくりのための鍼灸治療・・・からの妊娠期の身体症状のサポート
昨年は当院に通院されていた人工授精、体外受精(不妊症)の新患さんの数も少なかったせいもあるのか、めでたく妊娠され維持された皆さまは5名でした。本年も自然妊娠にいたればベストですが、不妊専門クリニックでの治療の成功を早めるためバックアップすべく研鑽していきます。
その他、妊娠期の腰痛や肩こり、つわり、逆子の皆さまもご来院されました。今年も婦人科系の知識の研鑽もしっかり積ませていただき、患者さんに還元していきたいと思います。
ガンになりにくい、ガンが再発しにくい身体づくりの鍼灸治療の推進
ガンは、発症数、死亡原因においても皆さまご存知のとおり国民病です。ガンの卵はいつも身体の中に発生していますが、健康な心と身体を保てば、その卵は育つことはありません。身体の免疫能など生体制御機構が働き消し去ってくれます
生活習慣(運動、栄養、睡眠、排便、心のあり方)などの養生法をお話しながら、鍼灸治療でお手伝いできればと思い推進しております。鍼灸治療も万能ではありませんので、その人や状態にあった定期的な治療も必要となります。
身体の状態においては、鍼灸治療が適応か不適応かは判断し適切な医療を受けていただきますが、なんとなく身体が調子が悪い、疲れがたまっている、ちょっとした症状でも鍼灸治療可能ですので、養生とセットで鍼灸治療を実施すると国民病を患わない身体づくりが出来ると思っております。
「痛みの鍼灸治療」はもちろん、子ども鍼灸にも力を入れています
やはり鍼灸院に多く訪れる患者さんの主訴は「痛み」です。捻挫や打撲などの”急性疼痛”の皆さまは少ないですが、やはり多いのは”慢性疼痛”です。腰痛、肩痛、肘痛、原因がはっきりしない痛み、感じ方も主観的なものなので様々です。
その痛みは身体だけでなく心や脳も関連するものなので、慢性となってしまった痛みはとれにくいのです。その痛みがどこから来ているのかを一緒に考え、痛みを改善し、再発しないような心身をつくっていきたいと思っています。
また、1歳~10歳前後までの子どもを中心に、その健康増進にも力を入れています。疳の虫、眠らない、夜泣き、風邪が治らない、ぜんそく症状、よく風邪をひく、など”刺さないハリ”などを使って、皮膚を刺激するだけで反応し治癒に向かうのが子どもさんの力です。症状の改善から予防まで使えるのが、子どもに限らず鍼灸や漢方の東洋医学の施術です。
本年もこれらを中心に、様々な皆さまの元気な人生実現のために精進していきたいと思います
さて、本年2019年は多くの変化を迎える年になります。
4月で現天皇陛下が皇太子殿下に天皇の位を譲位され、新天皇陛下が5月に即位されます。そして新年号に変わります4月1日に発表ということで楽しみです。
また、社会をみると働き方改革で労働基準法が4月から改正されたり、できれば回避をお願いしたい ですが、10月には消費税が10%に値上げされます。
世界情勢も刻一刻と変化しており、周辺国の対応だけでもたいへん困惑しておると思いますが、その他の大国や紛争地域の国々の動きも気になるところです。
さてさて、東洋医学に目を向けると、昨年からNHKで鍼灸や漢方が特集が組まれるなど、医療の一環として、また現代医療をバックアップする存在として注目が集まっています
本年も1月4日から「”東洋医学”で一年を元気に」ということで「あさイチ」の新春の番組の中で20分ほど放映がありました
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/190104/1.html
※ご興味のある方は、まとめが書かれていますのでクリックしてください
また、1月8日には、民放ですが「林修の今でしょ講座 3時間スペシャル」で鍼灸、漢方が紹介されました。
https://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/osarai/0012/
※番組のおさらい講座です。
また、1月7日、1月14日には、NHK WORLD『Medical Frontiers』で日本の鍼灸が世界に向けて発信されます。
1月7日;「がん治療の副作用を抑える」 1月14日;「原因不明の痛みを抑える」 です
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/medicalfrontiers/20190113/3004560/
ご興味のある方は、放送をみることができますのでご覧ください
1月23日は、同じくNHKの「ためしてガッテン」で、今度は「はり」がテーマで放映されます。
引き続き、2月13日の放映においても、テーマは違いますが、鍼灸治療がその中に出てきます。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/health/
ためしてガッテンのHPです。
また少しお堅い話になりますが、鍼灸師の皆さまなら知っていることと思いますが、今年の5月の世界保健機関(WHO)の総会において、ICD11(国際疾病分類11版)にて、”伝統医学の病態”として鍼灸や漢方も入ることとなりました。
簡単に説明しますと…
【国際疾病分類(ICD)とは】(厚労省HPより)
・ 世界保健機関(World Health Organization, WHO)が作成する国際的に統一した基準で定められた死因及び疾病の分類。
・ 我が国では、統計法に基づく統計基準として「疾病、傷害及び死因の統計分類」を告示し、公的統計(人口動態統計等)において適用している。また、医学的分類として医療機関における診療録の管理等においても広く活用されている。
・ 正式名称は、疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)。
世界の医療に関する死因や疾病の分類する世界的基準、それに基づき世界的に医療として統計分類されるというものです。日本、中国、韓国ではやはり鍼灸や漢方(湯液)の伝統医学がここに入ることになりました。
世界的に伝統医学を活用している国が多いということです。それを統計の中にいれることで、より広く疾病や死因、医療に関する正確な情報を得ることができるということなのです。
世界的に医療統計の中に鍼灸や漢方などの東洋医学も入るようになるという大きなニュースです
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000211217.html
厚生労働省HP 国際疾病分類(ICD11)に関するHPです。
そう、2019年は、いろんな意味で危機(ピンチ&チャンス)であり、国民に真価が問われる年であり、分かれ道になる節目になるかもしれない年なのかなと年頭に感じました
「ためしてガッテン」などのテレビ放映、是非ご覧くださいね
最後までお読みいただき、ありがとうございます
今年もよろしくお願いします!
1月8日の林修の今でしょ講座 3時間スペシャル
を録画していて、今観ています。
先生から以前、紹介していただいた合谷のツボが話題になっていましたね。
わかりやすくて、手なので素人でも指圧しやすい。
そして万能でいろんな面で効果ありとのこと。
これは1日、左右で30回ぐらいすれば良いのですか?
やりすぎも良くないですよね?
コメントありがとうございます。
観ていただいたのですね。
合谷は有名でケアしやすいツボ(経穴)ですからね。
そうとう強くやりすぎない程度なら、回数はどれだけやっても大丈夫ですよ。
ずーっつ押さえてなければ、特に回数制限はありません。あざができるほど行うこともナンセンスですけどね(笑)。