毎日、ブログ更新しますと言いながら、すぐに挫折・・・いや、ここからやりまっす
ということで、これから毎日ブログ更新しまっせ。
本当は星稜高校野球部の北信越地区高校野球大会~春の甲子園への道程~ってのを書きたいのですが、なかなかの大作になりますので もう少し落ち着いたら、ガバッと書きたいと思います
さて、本日のお題、女子スポーツ選手の鍼灸治療。
女子もスポーツ選手に関しては、ほとんどが肩や肘、腰や膝などの「痛み」の軽減、消失を目的に来院されます。これは当然なので、その痛みに関しては全力でサポートさせていただいております。
今回は違う「痛み」のお話です。
以前、全日本鍼灸マッサージ師会の全国大会である、東洋療法推進大会in東京に参加した時に、ハンマー投げのオリンピック選手でもあった室伏由佳さんの話を聴講する機会があり、いろいろと考えさせられました。
ここでその話を全部書くと、また長い話になってしまうのでやめますが、室伏さんは、現役の頃から腰痛に悩まされていたそうですが、私が注目するところは、おそらく若いころからあったであろう卵巣のう腫、そしてそれが破裂したということです。
これが身体をみつめ直すきっかけでもあったようで、室伏さんには必要な出来事だったのかもしれませんが、アスリートとしても女性としても、この管理が出来なかったことは、相当、損をされたのではないでしょうか。
女性は毎月、通常であれば月経(生理)が訪れます。これは男性には経験できません。女性アスリートも現役を引退すれば、普通の女性であり、そして、好きな男性が現れれば「この人の子供が欲しい」と思う人がほとんどかなと思います。
その時に、生理が来ないなどの生理不順や卵巣のう腫などの器質的疾患があり、長年のアスリート生活の中で卵巣や子宮をはじめとした生殖機能が低下していたり、機能が失われていたらいかがでしょうか。
そこまで行かないまでも、アスリート生活の中でも生理が来るわけですから、それとしっかり付き合っていくことが大事だと思います。そして、生理痛などがあったりすると多いのは、痛み止めでその場をやり過ごすということです。
例えば消炎鎮痛剤、服用しますが、子宮や卵巣周辺だけに効いてるわけではありません。また、選手生活の中で筋骨格系の痛みの時でも使用するでしょう。それが長期間の服用となれば・・・
頓服的にはいいとしても、それが長期にわたり継続することとなれば、身体の中の循環はどうなるでしょうか決してよろしい環境ではありませんよね。
でも生理痛は痛い (すいません、私は経験はありませんが・・・)
痛みを我慢してプレーはできない。服用してしまう。この繰り返しだと思います
当院では、不妊症の患者さんも多く来院されていますが、まず、最初の施術期間でとれていく症状・・・これが実は生理痛や月経前症候群なのです。ですから、女性のスポーツ選手には必ず生理の状況をお聞きします。全身をみる多くの鍼灸院はそうだと思います。
そして、苦痛であったり、必要を感じれば説明させていただき、生理痛の鍼灸治療もさせていただきます。
月経のメカニズムとして大きく関っているのは自律神経の一つ交感神経です。痛みをおこすのは複雑なメカニズムだとしても、この交感神経の過緊張や亢進が生理痛に大きく関与があると思います。
ここでその緊張の緩和やアンバランスの調整に鍼灸治療が適していると思って治療計画を立てさせていただいています。
しかし、私が施術をしていて効果がなかなか出ないと思う状態があります。それは「子宮内膜症」がある状態です。この状況で生理が来た時の痛みは、私の経験上では尋常な痛さではありません。そして、鍼灸治療の効果を出すまでには時間を要するというのが、これまでの経験です。
その場合は、投薬治療を行いながら、できる限り、薬で痛みを抑えなくてもよい環境をつくるための鍼灸治療を行っていきます。婦人科での治療と併用しても、鍼灸は体調管理には活かせると思います。
女性アスリートの皆様で、病院は行っているけれども生理痛がとれないという方がおられましたら、鍼灸治療を実施してみる価値はあると思います。
そうすれば、きっとパフォーマンスも上がりますし、選手としての体調管理に役立つと思います。また、鍼治療はドーピングにはならないこともろ大きなメリットだと思います。
しか~し、私も「神」ではありませんので、1回の治療で「スパッ」とは痛みが改善することはできません。できれば生理中あるいは生理終了後から定期的に始めていただくと、次の生理が軽くなっているのが実感できるかと思います
女子選手、女子アスリートが自分の力を十分に発揮できるよう、鍼灸治療でサポートさせていただければ嬉しいです
最後までお読みいただき、ありがとうございます