二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

不況をエキサイティングに楽しむ

2011年09月19日 | 経営って何?!
9月も中盤に差し掛かりました。毎日、自分の臨床もそこそこ忙しくさせて頂いておりますが、それ以外の仕事も、さらに忙しくさせて頂いております。感謝ですね

ほぼ日曜、祝祭日も休みなし。まあ、必要とされる時は動くべき時なのでしょう。
ブログの報告もたくさんあるのですが、今度、ブログの神様が降りてきた時に一気にやるとしましょうか

現在、日本はデフレ、世界はインフレ、金融危機がいつ訪れるか分からない世の中です。また、世界での自然災害&戦争や紛争などの人災も加わり、世の中が大きく変化してきています。日本でも東日本大震災、台風による被害、日本国債の格下げ、たび重なる内閣の交代と、変化の速度や程度が大きく、速くなっています。おそらく序章でしょうね。

さて、この不況を乗り越えるためには…

特別なことではありませんが、自分の仕事を一所懸命、広い視野を持って行うということです。
日本のバブルの頃のように何でもありの世の中であれば、すこしのスキルさえ持っていれば、誰でも、どこでも、そこそこの成功をおさめ、上手くやっていけるわけです。しかし、一昔前と今は状況が一変してきています。

そして、不況だからこそチャンスでもあると思うのです。

 「この不況の時代に生きていてよかった」という思考パターン 

どの時代に生まれるかなんて選んで生まれてこなかったので、今の時代に生まれたのも何かの意味があるのだと思うようにしています。忘れていけないことは、私たちは自分の人生の中で自分たちが経験するべきことを確実に経験しているんだということです。

しかし、今、不況だと言われて大変苦しい状況に追い込まれている人もいて、私がこの状況からも「よかった」を探して学ぼう!と言っても、「何だと、俺は大変なんだぞ。何がよかっただよ!」と思う人もいるだろうと思います。

でも、やっぱり目の前の事実はひとつなんです。

どうせ、この時代に生まれて今も生きているのなら、人が何と言っても「得」をする考え方や時代を見たいと思うのです。これは他のコラムにも書かせて頂きましたが、私が思う「不況時の5大メリット」を書いておきます。

 一つ目…創意工夫が生まれやすいということ。
 二つ目…不況自体が新たなビジネスチャンスを生み出すということ。
 三つ目…”自分を磨く”タイミングだということ。
 四つ目…自分の軸がしっかりしてくるということ。
 五つ目…「思いやり」が増えるということ。

不況のなかに「よかった」がないか…探したらもっとありそうです。
そうやって探している間に、時代はどんどん進んでいるのです。どうせなら、ワクワクした未来を信じたいですね。

さて、私の尊敬する、貧しい人たちのためにその人生をかけている方も、こうおっしゃっていました。
「確かにこの不況の時代は大変な時代です。しかし恐れてはいけません。これは変革のための最大のチャンスなのです」(ムハマド・ユヌス)

『人生を好転させる「新・陽転思考」』  和田裕美 著



不況であるからこそチャンス、これは松下電器創業者(現 パナソニック)の松下幸之助さんも「好況よし、不況なおよし」と言われていますし、土光敏夫さんや、現在、経済アナリストとして活躍するKさんはじめ、多くの人がそう言っておられます。

だから不況はチャンスなのでしょう。

私たちの仕事もこれから患者さまからさらに、鍼灸師自体が選択される時代が訪れるでしょう。鍼灸師が、患者さまを心から理解し、そして治し、また、適切の処置を行い、個人的にも、社会的にも、鍼灸師という信頼、鍼灸治療という信頼を得るためには、やはり、広い視野を持って、未来のために「今」何をすべきかを思考し、行動する必要があるでしょうね。

小学生に「夢は何?」と聞くと「プロ野球選手になりたい!」「ケーキ屋さんになりたい!」とかなりの確率で返ってきますが、これが高校生や大学生になるとかなりの確率で「わかりません」と返ってきます。皆ではないと思いますが…。

夢、それは志を支える大きな支柱でもあります。ワクワクする夢に向かって志を立てて、そこへ邁進することが「道」を歩んでいくには必要だと思います。私たちの仕事も「道」を追究する仕事です。鍼灸道です。だから、この大きな変化の時代、不況の時代こそ、「患者さまを治す」ための志を強く持つべきと私は思っています。

師匠や先輩から多くの臨床や鍼灸道に関する見方、考え方、捉え方を学んでいます。そして後輩に向け、業界で、学会で、様々な活動をしながら、言葉で、態度で、師匠や先輩の意志&私の考え方を示しているつもりになっています。まだ、私自身が勉強不足ゆえ、上手く伝わらないところや、さらに周囲から多くのことを学び吸収もしている段階でもありますので、どう伝わっているかは分かりませんが…。

学問や仕事に対する姿勢は本人の自覚以外、何者も変えることはできないと思います。
変革し、それをチャンスとするかどうかは、その人の心にかかっているということです。
この鍼灸という道へ進み、患者さまを治したい、医療人としての使命を果たしたいなら、今、何をすべきか悩み、そして、その悩みがあるからこそ、答えが、自覚が生まれてくるのだと感じます。

あっと、ちょっと熱く書いてしまいましたが、これから訪れる大きな変化は、すべての人類に共通して起こることだと私は思っていますので、この不況に感謝しつつ、今の時代をエキサイティングに楽しく、そして、大きな夢を持ち進んでいきたいと思います。

一回きりの人生、どうせ過ごすならワクワクして過ごさんといかんよね

さて、これから名古屋へ行ってきますぞ


二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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