お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

シューケーキ・ぶどうのゼリー・コーヒーゼリー

2012-09-17 22:24:13 | 自宅教室

今月は、前半に教室が集中していました。

シューケーキ。シュー皮をあまり膨らまないように焼いてジェノワーズ代わりに使ってケーキに仕立てます。膨らまないようにするこつ。シュークリームを作る時と反対です。

1)バター+牛乳+水を火にかけて熱を通しますが、大体ふつふつと泡がでてくればOK.(シュークリームの時は、真中まで完全に沸騰させますよね)。

2)薄力粉を入れて熱を通す時、だいたい柔らかなひと塊りになればOK.(シュークリームでは、なべ底に1枚膜が張るまで熱をとおします)。

3)卵を入れるときの固さは、ゴムべらからゆるゆると落ちる位。(シュークリームでは、もっと固め。ゆるすぎはNG)。

で、仕立てたのが、このケーキです。

断面は、このようになってます。下の段は、ディプロマット(カスタード+生クリーム)、白桃、生クリーム・シュー皮・ディプロマット、黄桃、生クリーム・シュー皮。周りにも少しだけ生クリームを塗って、スライスアーモンドを貼り付けます。生徒さんが、「ミルフィーユみたいですね~」とコメントしてました。

確かに、柔らかめミルフィーユ。食べにくさもミルフィーユと同じ位です。特に、一番上の皮が切りにくいので、その下から、一気にフォークを下ろすと切りやすいようです。

基本のゼリーをしました。ゼリーの固さですが、標準のゼラチン量は水分の2%です。これを覚えておくと、柔らかめ目は、水分を多くすればよいわけです。

また、暑いときに早く固めたいときは、ゼラチン量を若干多くすると早く固まります。

コーヒーゼリー。シンプルながら、ドリップした濃いめのコーヒーをそのまま味わえます。

葡萄のゼリー。カシスのリキュールで風味をつけていますが、なければ赤ワインでもOK.葡萄も、巨峰・藤稔・ピオーネ・高尾など。種をとる手間を考えると種なしの方がいいですね。