ずっと登録のボランティアはやらなかった。断り続け、逃げ続けていた。
理由は簡単だった。面倒だと思っていたからだ。
それでも、今回はその自分が面倒だと思い込んでいた登録のボランティアを二回だけしてみることを決めた。自分が嫌がっていたもののなかに自分を入れてみることにしてみる。そこに何かがあるか、良く見てみたいし、よく感じてみたい、そして、そうした思いがあった今まで見詰めなおしてみたい思いになっている。
今は嫌がる思いが無くなっている。楽しくしてみたい思いになっている。その過程も見詰めて行きたい。もちろん、無理があるようにしない。はっきりと出来る日だけをするつもりだ。
それでも、未来は誰にも判らない。
今日はセンターポイントでデジカメ、財布、I Potを盗まれた子がいた。マネジャーに何も話しても、結局、自己責任ということで謝りもない。センターポイントはこうしたことが多すぎる。昨日もあり、三日前もあり、何回もこうした話を聞く。I Potは充電器までしっかりと持っていかれているし、財布はバックの中から盗まれていた。
もちろん、ここでは自己責任だろう。
しかし、目の前の人がショックで苦しんでいるのに、思い出の写真もすべて無くして悲しんでいるのに「お前が悪いんだ」と、どうして言えよう。
他人に起こることは自分には絶対に起こらないという勘違いを誰もがしてしまいがちだ。絶対に自分には起こらないと言い切れるだろうか、形を変えて何かが起こり、自分達を苦しめることが起こることがあるかもしれないの事実だと思う。
苦しむ人の思いを受け容れること、そして、その人がどう言った思いを判って欲しいかを判ってあげるかが何よりだ。そこに自分自身の考えはいらない、無い方がいいだろう。
今日から病院の訪問は一人。バーニーはダイナアシュラムに五日間祈りに行った。病院では一人亡くなっていた。
駅では患者を一人プレムダンに運んだ。
今日はとても暑い。夏が始まった感じがした。