先週水曜日のアピア40のライブも無事に終わった。
アピアには山谷のボランティアの和田さんだけが来てくれた。
まだコロナが落ち着いていない状況のなか、ほんとうに有り難いことである。
生配信のライブは23人ほどの人たちが見てくれた。
その全員は分からないが、ライブ生配信中にチャットに書き込みしてくれた友達や終わってからメールをくれた友達には礼を伝えた。
さて、歌の方はと言えば、まだまだだと私は思っている。
もちろん、ギターもほんとうに上手くはない。
だけど、そんなことはないと言ってくれる人も出てきた。
「今までのライブのなかで一番良かったです」「最高でしたー!すごい迫力でした」「一緒にやれて、Tetsuさんのライブが見れて良かったです」とか、私の鼻をピノキオの鼻のように勢いよく伸ばしてくれる言葉も聞けた。
ほんとうなのかな、どうかな、と思いながらも鼻だけは伸びきっていた。
少しずつギターも歌も上手くなっているのかな。
もっともっと上手くなりたいと思っているが、練習を怠ける私がいけないのである。
練習を怠ける私とさよならをしようと思う。
特にライブの終わった後は。
だが、知らない間にまた奴はやってくる。
練習を怠ける私と言う奴である。
さて、私はどうするのか、奴と仲良くするのか、それとも、さよならをするのか。
乞うご期待と私に向かって言うのである。
なぜなら、私はこれでも私に期待しているのである。
そう言えば、2014年にコルカタで会ったドバイにいるロッコがこんなことを書いてくれた。
ロッコはイタリア人の飛行機のファーストクラスのシェフをしているが、コロナの影響で5ヶ月間空を飛んでいない。
「Tetsuが売れたら、私をプライベートシェフとして雇って欲しい」と。
私は「もう年だから遅すぎる」と返信すると、案の定すぐに「遅すぎることは何もない」と帰って着た。
確かにそうかも知れない、未来を勝手に決めてしまうことはない、私らしくない発言であった。
可能性はあるのだから。
今回のライブは全部日本語の私の歌であったため、あまり外国の友達には連絡しなかった。
だが、ロッコはこんな嬉しいことを書いてくれた。
「言葉が分からない分、とても伝わってくるものがあった」と。
私はまだ歌える。
私はまだ歌いたい。