海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

MD Zoom 75-150mm f4+GFX50R

2021-10-15 | GFX+オールドレンズ

75mm f8 (ホテル隔離中に窓ガラス越しに撮影44x33)

 

150mm f8 (ホテル隔離中に窓ガラス越しに撮影44x33)

 

 

前世紀に販売していたミノルタのMD Zoom 75-150mm f4をGFX50Rで撮影したが、私にとっては十分使えるレンズ。2m付近から近距離では少しケラレが発生するのと44x33では四隅が若干解像しないが、通常の撮影ではほとんど問題ないレベル。私がフルサイズ(24x36)のカメラを使っていたら間違いなく常用レンズにする性能だ。前世紀に球面レンズのみでこれだけの性能を出したミノルタの技術は凄い。

1989年にCanonがEOS用に非球面レンズを使い開発したZoomが出た時に、やっと使えるズームが出たという事で、ほとんどのプロが恩恵を受けた。その時のレンズは、EF28-80mm f2.8-4LとEF80-200mm f2.8Lだった。つまり大三元レンズの元祖といえる。

ミノルタは唯一関西の会社で、私が初めて使ったミノルタのレンズはスタジオマンだった頃に、CL用のM-Rokkor40mm f2だった。ミノルタの一眼レフ用の古いレンズを知ったのは、7年ほど前からでXシリーズで使っていた。その後、様々なメーカーの古いレンズを試したが、一貫して描写が私好みなのがMCやMDのロッコールレンズだ。Leicaのレンズ描写が好みなら、国産のRokkorもきっと気に入ると思うよ。

このMD Zoom 75-150mm f4は、かわいそうなくらい安い値段で売っているが、綺麗なレンズに出会ったら一本買っておいて損はない性能のレンズだ。特に35mmフルサイズのミラーレスで使う場合は、最適だろうな。

☆私のGFXのメインフォーマットは、65X24と1X1がメインで時々44X33。

☆過去MD 75-150mm f4のブログ→ココ

☆このレンズの海外のサイト評価→コレコレ

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホテル隔離終了後に自宅隔離中

2021-10-13 | 写真日記

私が隔離から解放された後、新たな隔離者を乗せたバスが到着(おそらくANA便)

 

健康コードが15日後に赤から黄色へ

 

隔離開始後16日後に虹橋空港近くの隔離ホテルでPCR検査を 

 

私のホテル隔離が終了した10月10日の19時は、隔離者が一斉にフロントへ向かうので、エレベーターが激混みで1階に降りるのも一苦労。外で迎えに来てくれた元アシスタントと合流すると、次の隔離者を乗せたバスがホテルに到着したのは19時30分頃で、おそらくANA便だろうな。

2週間の隔離は、到着した日を含めて計算するので、9月26日に始まった隔離は10月10日に終了となるが、解放される時間は26日にチェックインした時間と同じ時間という事になる。入国後の16日目にPCR検査の結果を申請する事になるので、解放された日の翌日にPCR検査を受け、翌日の16日目に結果を報告しなければならないので注意が必要。そして、最後の21日目にPCR検査を報告した後に完全解放になるという事。

ホテル隔離終了後に隔離修了証をもらえるのだが、これに各区のPCR検査場の場所が明記してある。無料と書かれている場所も実際は60元(約1000円)くらいは取られる。私が向かった場所は、虹橋空港の近くにある隔離専用ホテルで、駐車場横の仮設検査場でWeChatでコードをスキャンし必要事項を記入し送信後にPCR検査を受けられる。

☆私が上海に入った日は、9月26日だった。が、9月24日までに入国したルールは更新されていて、26日からより厳しくなっていたのを知らない人が多く、私もその一人だった。変わった事は、通常2週間のホテル隔離終了後は、健康コードが緑になり自宅隔離中でもゆるい隔離だったようだが、26日から健康コードは黄色のままで、緑になるのは自宅隔離終了後の21日後になるとの事なので注意。

上海経由で他の都市へ行くのはもっと大変で、同じ便の友人は上海で28日間隔離後に無錫へ向かう事になっている。また、五輪を控えている北京へ向かうのは相当大変だそうだ。

☆元アシスタントからの差し入れで、一番搾りとワインと焼酎で久しぶりの酒を味わっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月10日の19時に隔離ホテルから解放

2021-10-10 | 写真日記

隔離ホテルの窓から アサ〜

 

ヨル〜

 

隔離ホテルスタッフのWeChat画像はカッコイイ

 

昨日9日の朝9時に、ホテル隔離中最後のPCR検査を受けた。長いようで短かったホテル隔離が、本日の10日19時で終了。この微妙な時間は、2週間前にチェックインした時間とほぼ同じ時間だ。とある中国人に、出所が19時でよかったねと言われた。チェックインの時間が深夜だった場合は、チェックアウトも同じ時間の深夜にホテルを出なければならないという事になるという、笑い話のような本当の話。

ホテルに聞けば勝手にタクシーを拾って、自宅へ行けとの事。私の場合はありがたい事に、元アシスタントがホテルでピックアップしてくれる事になった。そして、PCR検査も入国後16日と21日後に受けるのだが、指定の場所まで自分で行き報告すれば良いとの事。という事で、後の自宅隔離1週間は、思ったほど厳しくないようだ。とりあえず、私の場合は何があっても自宅で1週間は生き延びる事が出来る食材は、元アシスタントに発注し搬入済み。もちろん、酒もね。

2週間の隔離で完全に酒もタバコも絶ったが、夕飯を食う時に酒が呑めないのは、やっぱり寂しいし物足りないので短時間に食事が終わってしまう。タバコに関しては、食後に吸いたくなり今吸ったら旨いだろうなと思うが、タバコが無ければ吸えないので、そのうち忘れてしまう。どちらか一方を止めろと言われれば、当然タバコを止めるしかない。今回のホテル隔離での一番の収穫は、禁煙に成功した事だったりしてね。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隔離ホテルの窓から工事現場を

2021-10-08 | 写真日記

 

 

隔離生活中は、夜は0時頃にベットへ。そして朝は6時過ぎに目が覚めてしまい、その後さらに二度寝。ホテルの窓から見える建築現場は、毎日夜の9時頃まで工事中でうるさい。隔離ホテルは自分で選べないので、クジのようなものだ。昨日の検温時に隔離後の移動先と方法をスマホで送れと指示が来たので、やっとシャバに出る日が近づいた。

国慶節休みで貴州省に行っていた元アシスタントに聞くと、貴州省は中国の他の省と比べコロナ感染者が極端に少ない省のようだが理由は不明。それと、国慶節終盤にチベットで2人感染者が出て、観光客も含め足止めを食らっていたり、戻れなくなった人も多いとの事。このコロナ問題で外国人が一番注意しなければならないのが、地方出張でのロックダウンだ。という事で、外国人はなるべく地方出張を控えた方が良いとの事。

本来であれば、昨年から広東省のとある街で撮影予定だった作品撮影がずっと延期になっているのは、ロックダウンの問題だ。また、その場所は時期を考えないと台風などの水害が多い地域なので、旬があるのだ。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海で2週間のホテル隔離 その2

2021-10-06 | 写真日記

              朝飯                       昼飯                    夕飯            

 

前回もこのブログで書いたが、上海の隔離ホテルの値段やルールは一律同じではない事を理解しておいてほしい。

隔離ホテルの飯は期待してなかったが、噂通りだった。画像はとある日の3食だが、朝は生ぬるいヨーグルトが毎日付いてくる。昼と夜の違いはほとんどないが、昼飯は果実がついているが夜はプラ容器に入った缶詰風の桃がデザートだ。

今回日本から持ち込んだ飲み物は、味噌汁と粉末緑茶とコーヒーだ。ホテルが用意してくれる飯にはスープがないので、味噌汁はとても重宝した。ホテルにある電気ポットで温かい飲み物はなんとかなる。

隔離ホテルでは、バスタオルやベットのシーツは2週間交換しないルールだ。通常隔離ホテルはベットが二つあるので、一週間ずつ使い分けるしかない。また、通常あるはずのガウンもないし髭剃りもないし、手洗いの石鹸もない。

これから中国に向かい、ホテル隔離を経験しなければならない人へのアドバイスは以下。

  • 3食はホテルが用意してくれるが、上の画像のような物だと思って良い。ホテルによっては、和洋中何でも外から有料で取れるホテルもあるようだが、そんな隔離ホテルは稀だ。それと、酒もオーダーできない。
  • 日本から常温保存のレトルト食品を持ち込む事をお勧めするが、ホテルの電気ポットは給水口が小さいので使いにくい。ネットで調べると240V仕様のコンパクトな鍋風の湯沸かし器があるので、それを持ち込む事をお勧めする。値段は5000円前後。
  • レトルト食品を持ち込んだ場合、紙製の使い捨て食器を準備しておくと楽だ。また、キャンプ用品などにある箸やスプーンセットがあると良い。紙コップしか用意されない宿もあるので、カップもあると楽。
  • 提供される3食の食事では野菜不足になるので、青汁などを用意し補うしかない。
  • 隔離中は使い捨ての紙製下着や紙製シャツは便利だ。また、ホテルの部屋から一歩も外に出られないので、楽な服を用意しておくと良い。1日に2回も検温や何度かPCR検査が突然来るので、スッポンポンはダメよ。
  • 隔離中は、本を読むかネットで動画を観て過ごす事になる。そんな場合、ホテルのwifiを使いVPN経由でネットを使う事になるので、必ず日本でVPN契約を済ませておく事。
  • VPN接続アリでの話だが、radikoはお勧めだ。私の場合は、大阪のMBSを朝から夕方まで聴いている。
  • 上海に入境後のPCR検査で陰性であれば、2週間のホテル隔離後に自宅隔離が1週間追加され、その間に陰性であればオツトメ終了となり無罪放免となる。しかし、仮に同じ機内で陽性者が出て、その陽性者と席が近かった場合は、例え自分がPCR検査で陰性であっても即救急車で別の隔離施設に移送される事があるので、現地でタイトなスケジュールは入れない方が良い。これは、先月実際にあった話。
  • 中国では、カードが使えない事が多いので、スマホにアリペイを入れておく事をお勧めする。アリペイは現地に銀行口座がなくても、クレジットカードから入金が可能だからだ。残った金は後日返金してくれる。
  • 中国での隔離中は退屈な日々を送る事になるで、何かテーマを決めておくと良い。私の今回の2週間のホテル隔離中のテーマは、酒もタバコも一切止めると自分の体がどう変化するかを知る事と、ホテル隔離終了後の冷えたキリンビールの「一番搾り」がどのくらい旨いかを検証する事だ。多分、タバコはこれを機会にやめるだろう。

以上、これから上海でホテル隔離を受ける人達へのアドバイスだが、地域によってはルールが違う事があるので、最新の情報を検索する事をお勧めする。中国では、現地の日本人の情報より現地の中国人の方が早いし正しい事が多いが、判断は自分で。現地の日本人がよく使う「○○みたいですよ」というウラの取れてない情報に惑わされないように。

                                                                                 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする