私が隔離解除後に行ったモール
私と偶然同じ便で中国へ戻ってきた中国人の友人は、上海で28日間の隔離後に無錫に戻れると思っていた。が、よく調べてみると、さらに28日間も上海に滞在しないと無錫に戻れない事が発覚した。つまり、海外から上海経由で地方都市へ向かうには、56日間も目的地へ行けない都市があるという事。中国のすべての地方都市が同じ隔離措置だと思わないが、もうこれは異常としか言いようがない。
現在、日本から上海の往復チケットは日系のエアラインで約30万円で、日本でPCR検査とIgM検査とその証明書の発行で4.5万円。そして、上海での2週間のホテル隔離費用が約9万円なので、これだけでも435000円となってしまう。私の場合は上海に住んでいるので、2週間のホテル隔離後+1週間の自宅隔離を経て10月17日に自由の身になれた。でも、その友人の場合は、合計56日間も上海でホテル暮らしになるので、相当の出費になってしまう。もう、これは気の毒としか言いようがない。
中国へ入国する際の国際線が飛んでいる都市は限られていて、運行停止の便がほとんどなのと、各エアラインは週に一便しか飛ばせないのは今も同じだ。こんな状況で、中国人も含め海外旅行に行く人も来る人もいないので、航空機を利用する人達のほとんどはビジネス客か帰省客しかいないのが今の状況だ。
隔離解除後に近くのモールへ行ってみると、関所で検温とマスク着用と健康コードの提示がないとモール内に入れないようになっていたが、一度モール内に入ると顎マスクで買物をしている人も多いのは変わっていない。現在の上海市内は感染者がいないにも関わらずコロナ対策が厳しいのは、他国と大きな違いだ。私のこちらでの友人のほとんどは、国内でワクチン接種をしてない人がほとんど。こちらでの感染者の多くは、海外から入境した人や空港で貨物の仕分けをする人、そして航空機の機内清掃員がほとんどだ。
数日前の上海のとある区での話で、その病院に通院している友人から聞いた話。とある国から上海に入国した外国人は、隔離も指定通り終えた数日後、熱が出たのでコロナ指定病院ではない近所の病院に行ったそうだ。その場で、PCR検査を受けたのだが、その結果が出る前なのに、その病院はパニック状態。つまり、その病院から仮に新型コロナ感染者が通院したと判明した場合、その病院はロックダウン措置が取られるからだ。幸い、PCR検査で彼は陰性だったので事なきを得たが、それほど中国ではコロナに対する対策は厳しい。この措置に対して私は反論はするつもりはないが、ゼロコロナを目指している中国はある意味正しい措置とも言える。
ゼロコロナを目指す中国の隔離政策がいつまで続くのか分からないが、とりあえず北京オリンピック終了後を見守るしかないな。
☆昨日の午前中に、水道水のフィルター交換と、公安へ行き住居登録を延長しすべての申請終了。