船山路
久しぶりに見た上海風チップビリヤード
ユダヤ人ゲットーがあった舟山路付近を久しぶりに散策。本来の目的は、月刊誌の連載のために行ったのだが、この近辺の植え込みや歩道が整備中だったのでロケハン程度に歩いてみた。このゲットーがあった地域は、外壁を整備してとても綺麗になっている。聞けば、世界中のユダヤ人が整備資金の一部を負担しているそうだ。ゲットーだった地域のアパートは、地元民の住居になっているのは昔と変わらず。上海ユダヤ難民記念館が昨年リニューアルし拡張されていた。以前の展示は相当酷かったが、今回は随分とまともな展示に変わっていて観る価値は十分にある。まぁ、それは追って。
船山路を歩いていると、20年ぶりに上海風チップビリヤード風景に遭遇。ルールはよくわからないが、台のコーナーに穴が空いているのでビリヤードのようにチップを弾き穴に入れるゲームのようだ。今の上海は街中が美化工事中なのは、来年の冬季オリンピックの影響もあるのだろうな。
このゲットーは、先の大戦中に旧日本軍が関わってます。
この記念館は、過去数回改装されたのですが、前回の
展示に日本が関わっていた部分がオブラードで包まれていて、最悪でした。
ただ、昨年暮れに改装し資料も充実し、見応えのある展示になってます。
ネットで、樋口季一郎か犬塚惟重を含め上海ゲットーで情報が出てきます。
河豚計画でも色々と出てきますよ。
他にも、里見甫の履歴は面白いですよ。
「阿片王満州の夜と霧」という本がありますが、
旧満州や満映など、それら何処から金が出ていたのか、調べれば前世紀の世界が見えてきます。
これは、ユダヤ問題も関係してます。
ゲットーがあった地域は、けっこう広範囲でした。
行ってみる価値はあると思います。